カズレーザーと学ぶ。 カズレーザーと学ぶ 新法律をガチ提案SP
米農家の借金の主な理由は”農業用設備”。山口さんは個人農家として規模が大きい方で、米の所得は475万円ほどだが農業機械の費用でほとんど赤字だという。それでも、山口さんの米を楽しみにしている人たちがいるのが励みだと話す。
昨今の米騒動で、価格高騰の原因はJAにあるという風潮も。JAは敵か味方か、見識者によると実際JAを通している率は現在は少なく、直接販売しているところが多いとのこと。さらに、JAは地域ごとで経営方針が変わると言い、儲かる・儲からないも違うと話した。小規模農家が直売すると、精米や梱包、広告も自ら行わないといけないためJAを通す以上にコストがかかってしまう場合がある。販売をJAに任せればコストを抑えられコメ作りに集中できるだけでなく、売れ残る心配もない。しかし、複数の米とブレンドして販売することや、自分で値段がつけられないなどのデメリットもある。
松陰寺の全国民お米サブスク加入法、専門家の三輪先生は一部賛成とし、まずは需要喚起が大事で頑張った分だけ儲かる仕組みは必要とした。また、中森先生は同じ米農家として松陰寺を称賛したが、その上で反対だと話す。理由は、国民に金銭的負担はかけられないとのことだった。ここで、農業法人に密着。山形県酒田市で米を生産する「農業生産法人 株式会社アグレスト」。代々米農家だった社長夫婦が2015年に設立、現在従業員は5名で平均年齢29.6歳と若く全国の農業従事者平均の半分以下。他の業種から転職してきた農業未経験の若者が大半で、米の作り方も最先端だという。