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トランプ関税にどう対応していくのか、国民の負担をどう軽くするのか衆議院で集中審議が行われた。トランプ政権の相互関税発動から2日後、当局はスマートフォンなどの電子機器を相互関税の対象から除外すると発表、その多くは中国からの輸入に頼っているため大幅な値上がりが懸念されていた。アップル社のiPhoneは生産と組み立ての9割を中国に依存しているとも言われる。wedbushのダン・アイブス氏は、アメリカ国内に工場を作った場合iPhoneの価格は3500ドルになるだろうと発言している。しかしトランプ大統領は、スマートフォンなどの電子機器には相互関税とは別の関税を課すと発表した。新たに導入する関税の税率は1週間以内に発表するとしている。ベッセント財務長官は相互関税について90日間の猶予を与えた、アメリカは誠実に交渉を行う、同盟国も同じだろうと話した。しかしCNNによると、債券市場で米国債が売られ続けていることをアメリカ財務省が懸念、ベッセント財務長官が直接トランプ大統領に伝えた結果だと報じている。与党内では現金給付案も浮上しているが立憲民主党 後藤祐一議員は選挙目当てのバラマキではないかと追求、石破総理は、現時点において考えていないと答えた。給付より減税との意見も出ているが石破総理は具体的な対応は示していない。石破総理は来週にもまず物価高に絞った第一弾の経済政策を指示する見通しで給付か減税かは判断していない。現金一律給付は政府関係者から1回限りでスピーディーに出来るとして1人5万円程度配る案が出ているが、総理自身は慎重な考え。新たに浮上しているのがコメやガソリンなど対象を絞った地域ごとの商品券を配る案。消費税の減税については一度引き下げたらもう引き上げられないと政府内では慎重な見方が大勢だが、食料品に絞った減税については最後に踏み切る可能性もまだある。