Nスタ (ニュース)
憲政史上初の女性総理就任へ、高市氏は「しっかりと政権をとりにいく。世の中に広がってしまっている不安を希望に変えていこうじゃありませんか」と意気込みを語っていた。一方、野党から与党に変わる日本維新の会では藤田文武共同代表から「1回目から『高市早苗』と間違えずに書くこと、間違えた場合は除名になる」と異例の注意喚起が行われた。午後1時すぎ、衆院本会議で総理大臣指名選挙が行われ、1回目の投票で高市氏が第104代総理大臣に選出された。維新との連立に加え、高市氏や麻生副総裁による少数会派への根回しが功を奏した形。総理選出後のあいさつ回りでは国会で厳しく対峙することになる立憲民主党・野田佳彦代表と「焼き肉連れて行ってくれるって言ったよね」などとやりとりがあった。その後、総理官邸に入った高市氏は与党党首会談を経て閣僚人事に着手。注目の財務大臣には財務省出身の片山さつき元地方創生担当大臣が起用された。財務大臣を女性が務めるのは初めて。小泉氏の後任
総理官邸に入った高市氏は維新との与党党首会談を経て閣僚人事に着手。注目の財務大臣には財務省出身の片山さつき元地方創生担当大臣が起用された。財務大臣を女性が務めるのは初めて。小泉氏の後任には43歳の鈴木憲和新農水大臣が抜擢された。総裁選では高市陣営のキャプテンを務めた小野田紀美参院議員は高市氏肝いりの外国人政策の担当大臣に起用された。総裁選で争ったライバルの林芳正氏は総務大臣、小泉進次郎氏は防衛大臣、茂木敏充氏は外務大臣とそれぞれ重要閣僚に起用される。女性閣僚は片山氏と小野田氏の2人にとどまったが、牧野復興大臣や赤間国家公安委員長など10人が初入閣となった。他にもアメリカとの関税交渉を担当し石破前総理側近の赤沢亮正を経済産業大臣に起用し、石破氏への配慮もにじませた。高市内閣は皇居で総理の親任式と閣僚の認証式を経て今夜発足する。高市氏は記者会見を開き、政権運営の方針や人事の狙いなどについて説明する予定。