能登半島地震に学ぶ ”早い津波”はなぜ起こる?

2024年11月24日放送 10:09 - 10:13 NHK総合
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津波を引き起こす地震は海底の断層がずれることで引き起こされる場合がある。能登半島の地震では能登半島北部で4つの断層が約150kmに渡って破壊され、津波が発生した。陸に近い分早い津波になったという。シミュレーションを見ると地震発生から約20分後に珠洲市三崎町に津波が到達したことがわかる。こうした早い津波を引き起こす断層は日本海側に多く存在することがわかっていて、国の研究グループはこれまで知られていなかった断層を8年かけて探してきた。その結果が2021年にまとまり、津波をもたらすおそれのある断層は合わせて185にのぼり、このうち陸と海にまたがるものや沿岸との境界にある「海陸断層」が30あまりあることがわかった。東京大学地震研究所の篠原教授は「大きな揺れに見舞われかつすぐに津波がくるという状況でどう避難するか非常に難しい」などと話した。


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