NHKニュース7 (ニュース)
新年度予算案について、自民党は明後日、参議院の予算委員会で採決を行うことを立憲民主党に提案した。こうした中で、石破総理大臣が昨日、強力な物価高対策を打ち出す考えを示したことを巡って、与野党から批判や苦言が出ている。年度末が迫る中、自民党と立憲民主党は、新年度予算案の審議日程を巡って協議。自民党は明後日、参議院予算委員会で集中審議を行ったうえで、締めくくりの質疑と採決を行うことを提案した。これに対し立憲民主党は、審議時間が不十分で受け入れられないと主張した。この協議で取り上げられたのが、昨日の石破総理大臣の発言。公明党の斉藤代表との会談で、コメやガソリンの価格高騰などを念頭に、強力な物価高対策を打ち出す考えを示した。立憲民主党は、参議院で続いている予算審議を軽んじるもので、容認できないと指摘。自民党も指摘は理解できるとしたうえで、政府に対し、対応を取るよう伝える考えを示した。そして与野党はこのあとの理事会で、あすの審議の冒頭で、石破総理大臣から説明を受けることを確認した。