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自民党・岸田前総理大臣は党の三重県連の会合で講演し、「アメリカのトランプ大統領の政治でどう変わるか、ロシアや中国、北朝鮮などの動きでどう変わるか歴史的な転換点にあり、日本も大きな決断をしなければならないことは十分にあり得る」としたうえで、夏の参議院選挙について「自民党、公明党は国民の皆さんに大きな責任を果たす、大きな決断を行う、そのために力を与えていただきたい、こういった訴えを行うことによって再び日本の政治に安定をもたらしていく選挙にしたい」と述べた。一方、企業団体献金の扱いを巡り公明党の斉藤代表は、国民民主党とまとめた禁止ではなく規制を強化するための法案の概要は野党側からも一定の評価が出ているとして、立憲民主党や日本維新の会も実務者協議に加わるよう呼びかけた。また、立憲民主党の野田代表は各党の法案が出そろっていないとして、今月末までとしている結論を出す期限を延長して議論を続けるべきだという考えを示した。政治とカネの問題を巡って参議院予算委員会はきのう、自民党旧安倍派幹部の世耕前参議院幹事長の参考人招致について全会一致で議決した。今後、世耕氏に招致に応じるか意向を確認する見通し。これを受けて世耕氏はきょう「重く受け止めており、衆議院の自民党会派ともよく相談したうえで判断する」というコメントを発表した。