THE TIME, プチマーケティング部
若い世代は「界隈」という言葉をどのように使うのか。街で若者に聞いてみると「風呂キャンセル界隈」などが上がった。調査してみると若者の9割が「界隈」という言葉を使うと回答した。そもそも界隈とは「問題になっている場所とその周辺の地域」を意味するが、若い世代は自分の趣味嗜好を表す時に使用している。その界隈をマーケティングの視点で活用している企業もある。先月リリースされたアプリ「KAIWAI」では、趣味など自分の好きな界隈を選択するとその界隈の情報を集められる。界隈をうまく利用して売上を伸ばしている店もある。全国約170店舗を展開する若者向けアパレルショップ「WEGO」では、6つの界隈ごとに売場を展開している。ウィゴー・園田恭輔代表取締役社長は「今の10代とかZ世代の人たちの趣味嗜好がファションを含めて細分化してきているので、広く刺さる情報というのは少なくなってきている。だったら狭く深く刺さるものに特化していった方が良いと思った」などと話した。