NHKニュース7 (ニュース)
国会はきょうから衆議院本会議で、各党の代表質問が始まった。政治とカネや、選択的夫婦別姓などといったテーマに加え、石破総理大臣が目指す国家像として掲げる楽しい日本についても論戦が交わされた。立憲民主党・野田代表は「総理の施政方針演説で違和感があった言葉が楽しい日本。内外の厳しい情勢から鑑みると明らかに上滑りしている」。企業団体献金の扱いを巡って「原点に立ち返り禁止の方向で結論を出す時ではないか」。石破首相は「禁止より公開との考え方により透明性をさらに向上させるための法案について党内で議論を進めている」。自民党・森山幹事長は「なぜいま楽しさという価値観が重要で楽しい日本を目指すべきなのか」、石破首相は「楽しい日本とは活力ある国家。実現に向け地方創生2.0、令和の日本列島改造として強力に進めていく」。日本維新の会・前原共同代表は、社会保障を巡って「社会保障制度の負担と給付のあり方に抜本的な改革が必要ではないか」、石破首相は「中長期的な政策の方向性や制度の持続可能性も給付や負担のあり方を含め真摯に議論していく」。立憲民主党・野田代表は「選択的夫婦別姓賛成論者の立場から党内の意見集約にリーダーシップを発揮しては」、石破首相は「議論の頻度を上げ熟度を高めていきたい」とした。自民党・森山幹事長は「トランプ政権は自国第一の姿勢を強めている。向き方について伺う」、石破首相は「日米同盟を更なる高みに引き上げたい」。自民党・森山幹事長は「新たな時代にふさわしい憲法のあり方について広く議論し改正の早期実現に取り組んでいくべき」、石破首相は「国会による発議と憲法改正早期実現に向け取り組んでいきたい」とした。