- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像とオープニングの挨拶。
国会はきょうから衆議院本会議で、各党の代表質問が始まった。政治とカネや、選択的夫婦別姓などといったテーマに加え、石破総理大臣が目指す国家像として掲げる楽しい日本についても論戦が交わされた。立憲民主党・野田代表は「総理の施政方針演説で違和感があった言葉が楽しい日本。内外の厳しい情勢から鑑みると明らかに上滑りしている」。企業団体献金の扱いを巡って「原点に立ち返り禁止の方向で結論を出す時ではないか」。石破首相は「禁止より公開との考え方により透明性をさらに向上させるための法案について党内で議論を進めている」。自民党・森山幹事長は「なぜいま楽しさという価値観が重要で楽しい日本を目指すべきなのか」、石破首相は「楽しい日本とは活力ある国家。実現に向け地方創生2.0、令和の日本列島改造として強力に進めていく」。日本維新の会・前原共同代表は、社会保障を巡って「社会保障制度の負担と給付のあり方に抜本的な改革が必要ではないか」、石破首相は「中長期的な政策の方向性や制度の持続可能性も給付や負担のあり方を含め真摯に議論していく」。立憲民主党・野田代表は「選択的夫婦別姓賛成論者の立場から党内の意見集約にリーダーシップを発揮しては」、石破首相は「議論の頻度を上げ熟度を高めていきたい」とした。自民党・森山幹事長は「トランプ政権は自国第一の姿勢を強めている。向き方について伺う」、石破首相は「日米同盟を更なる高みに引き上げたい」。自民党・森山幹事長は「新たな時代にふさわしい憲法のあり方について広く議論し改正の早期実現に取り組んでいくべき」、石破首相は「国会による発議と憲法改正早期実現に向け取り組んでいきたい」とした。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題。参議院政治倫理審査会に出席した旧安倍派の議員から発言。北村経夫氏は「旧幹部は国民に納得できる説明が必要」、酒井庸行氏は「上の者が責任を持つべき」と旧安倍派の幹部によるさらなる説明を求める意見が出された。
第2次世界大戦中、ナチスドイツがユダヤ人を中心におよそ110万人を虐殺したアウシュビッツ強制収容所。解放から80年となった。ナチスドイツによるユダヤ人の大量虐殺・ホロコースト。ポーランド南部に作られたアウシュビッツ強制収容所は、その中心的な役割を担った施設。ガス室などで虐殺された人はおよそ110万人。このうちおよそ100万人がユダヤ人だった。自分を含む家族全員がアウシュビッツに送られたアルブレヒト・ワインベルク さん。両親はガス室で殺害された。腕には、収容所で入れられた入れ墨が残っている。ワインベルクさんが懸念を抱いているのは、排他的な主張を掲げる極右政党や右派政党が、今、ヨーロッパ各国で勢力を拡大していること。「対話や寛容さが失われたとき、何が起こるか、よく考えてほしい」と訴えている。
アウシュビッツ強制収容所の解放から80年。今、アウシュビッツから生き延びた人たちは、ヨーロッパで排他的な主張を掲げる極右や右派政党がより過激化すれば、特定の人種や宗教への差別につながりかねないと不安を感じている。生存者の一人は、忘れさせないために語り続ける必要がある。不正義や差別を目撃したら沈黙してはいけないと訴えていた。
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- アウシュヴィッツ=ビルケナウ強制収容所
兵庫県の斎藤知事がパワハラの疑いなどで告発された問題を調査する県議会の百条委員会がきょう開かれ、これまでの証人尋問の内容などを整理した調査報告書の素案が示された。パワハラの有無や評価などについては、委員全員が参加する協議会を設置して議論したうえで取りまとめ、来月18日から始まる定例議会に調査報告書を提出する方針。個人情報が含まれることなどから、協議は非公開で行い、議事録を公開するとしている。
新しく就任した警察庁の楠芳伸長官が会見し、喫緊の課題は、実行犯をSNSで集め、さまざまな犯罪を繰り返す匿名流動型犯罪グループへの対策強化だとしたうえで、「戦略的な取締理に全力を傾注するとともに関係機関、事業者と連携するなどして解明した違法なビジネスモデルの解体に取り組んでまいりたい」と述べた。
横綱審議委員会は、初場所で2回目の優勝を果たした大関豊昇龍を横綱に推薦することを決めた。豊昇龍は去年11月の九州場所で、優勝は逃したものの、13勝2敗の好成績をあげ、初場所では千秋楽12勝3敗で並んだ3人による優勝決定戦を制して2回目の優勝を果たした。相撲協会では、あさって臨時理事会を開いて、横綱昇進を正式に決定する。横綱の昇進は、令和3年の名古屋場所後の照ノ富士以来、3年半ぶりとなる。
全国の気象情報を伝えた。
西から寒気が流れこみ、あさってにかけては大雪への備えが必要だと話した。