- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像。
2025年1月20日ワシントンでトランプ大統領が就任式で「アメリカの黄金時代が始まる。より素晴らしくより強く並外れたアメリカになる」などとのスピーチを行い「トランプ2.0」が始動となった。
米国史上最高齢で就任したトランプ新大統領の就任式の会場には歴代の大統領、IT大手のCEO、各国の要人などおよそ800人が集まったと見られる。注目の就任演説は「米国の黄金時代はまさに今始まる」との言葉から始まり「トランプ政権下では1日も欠かさずアメリカ・ファーストにする」などとおよそ30分演説を行った。スタンディングオベーションが何度も起きる中、バイデン前大統領が立ち上がらない場面もあった。「常識の革命」と銘打ち、まるで選挙集会かのように個別の政策に言及した。就任式ムード一色となった首都ワシントン。早くもトランプ政権第2章が幕を開けた。支持者が集まるアリーナに登場し支持者の目の前で次々と大統領令に署名した。中でも注目されたのが地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」から再びの離脱。ペンを支持者に投げるパフォーマンスもあった。ホワイトハウスへ移り大統領執務室でも大量の文書が待ち受けていた。WHO(世界保健機関)からの脱退も表明、大統領令など公表した文書は、すでに40を超えている。バイデン前政権からの大転換へ。激動の1日となった就任初日、トランプ新大統領は「偉大な国にしたい、それが私たちの思いだ。今後の発表にワクワクするだろう、大きな前進をみていてほしい」などとした。
今回トランプ氏が署名した大統領令は法的な法則力を持つ強力な行政命令、署名したのは初日としては異例の26に上った。中国系の動画共有アプリ、TikTokを米国で実質的に禁止する法律の執行について75日間いかなる措置も取らないよう司法長官に命じた。政府効率化省、政府支出の削減策を検討する組織の設置でトップは実業家のイーロン・マスク氏が務める。また、政府が認める性別は男性と女性の2つの性のみだとしている。米国では現在、性的マイノリティーの人たちのためにパスポートには男性と女性のほかに「X」という選択肢があるがこれがなくなる可能性があるとメディアは伝えている。このほかメキシコ湾の名称を米国湾に変更する大統領令もありメキシコ湾は米国にとって不可欠な資産だなどとしている。
さらに、こうした大統領令以外にも4年前、連邦議会への乱入事件で訴追された支持者らの多くに恩赦を与えたり、メキシコとの国境の不法移民対策などとして南部国境の非常事態を宣言したりした。また関税については、来月1日から、メキシコやカナダからの輸入品に25%課すことを検討していると明らかにしている。このほかトランプ氏は、北朝鮮・キム・ジョンウン総書記との関係について、「核保有国だがうまくやれた」と発言。トランプ氏は1期目の政権で、史上初の米朝首脳会談を実現したことを成果として強調していて、再び首脳会談の道筋を探るのか、注目される。
政策の中身は多岐にわたっているが、トランプ氏が重視する価値観はアメリカ第一主義。就任演説で最も多く使っていた言葉は、アメリカンで21回。次に多かったのがアメリカと国家で20回ずつだった。トランプ氏としては、公約を実現する姿勢を前面に押し出して、自分は有言実行だと支持者にアピールし、就任初日に一気にスタートダッシュする狙いだったと見られる。
石破総理大臣は、日米首脳会談の早期実施に改めて意欲を示した。トランプ氏に2度面会している、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの母親の早紀江さんは「トランプさんはジョンウン氏との対話ができる方なんとか助け出していただきたい」などとコメントを発表した。ノーベル平和賞を受賞した日本被団協代表委員・箕牧智之さんからは「世界を平和な国家をつくるよう指導してください」などとコメント。一方、英国では、トランプ氏の方針に反対する人たちおよそ200人が集まった。抗議の声は、メキシコでもあった。トランプ氏はメキシコやカナダからの輸入品に、来月1日から25%の関税を課すことを検討していると明らかにしている。メキシコに工場を持つ自動車部品メーカーは、現地の工場から米国の拠点に輸送し、自動車メーカーなどに部品を納入している。一方、ロシア・プーチン大統領と、中国・習近平国家主席は21日、オンラインで首脳会談を行った。この中でプーチン大統領は「両国の外交関係は、世界情勢において重要な安定化の役割を果たす」などと発言。両国の友好関係をアピールし、発足したばかりのトランプ政権をけん制するねらいもあると見られる。
懸念された中国に対する追加関税は、就任初日には、メキシコやカナダのように、具体的な方針は示されなかった。習近平国家主席は先週、トランプ氏との電話会談で、対話姿勢を示した。中国はトランプ氏が関税をカードに、ディールを求めるのも見越して、日本を含む各国との関係改善も進めてきた。懸念するのは、国内経済の減速。貿易戦争は避けたいはずで、トランプ政権とは当面、一定のディールも含めて、安定を模索していくと見られる。一方、火種となりうるのは、中国が統一を目指す台湾を巡る問題。
ウクライナでは、各テレビ局がトランプ氏の就任式について生中継で伝えるなど、多くの人が見守った。不安なのは、国内の政策を最優先し軍事侵攻の終結を急ぐあまり、不利な条件で停戦を強いられるのではないかというもの。トランプ氏が演説でウクライナのことに具体的に触れなかったとして、失望したという人もいた。一方、トランプ氏が平和をもたらす人物になりたいと表明したことについては、閉塞した状況を打破してくれるのではないかと、望みを託す声も聞かれた。トランプ氏の方針は、国の将来を左右しかねないだけに、ウクライナの人々は、引き続き、その言動に重大な関心を寄せている。
8年前には、選挙で勝利した際に家族ですら驚いたと伝えられるほど、準備が十分ではなかった。その後も政権の側近らとの確執が表面化し、不安定な政権運営が続いた。今回は長い準備期間を経て、主要ポストに自身に近い人物を起用している。また議会も上下両院ともに、共和党が多数派を占め、スピード感のある政権運営が可能となりそう。一方、2期目のトランプ氏は、もう3期目を目指すことはないため、自分の思うがままに突き進むのではという懸念も出ている。
政府与党連絡会議。石破総理大臣は、通常国会について「「野党の賛成をもらわなければ予算案も法案も通すことはできない。誠心誠意、丁寧な説明に努める所存だ」とコメント。こうした中、行われたのが、自民党、公明党両党と立憲民主党の政策責任者による会談。新年度予算案などを巡って、立憲民主党は、公立の小中学校などの給食費の無償化や、介護や保育の職員の処遇改善など、党が主張する政策の実現を求め、今後も協議していくことになった。自民、公明両党は、あすは日本維新の会と国民民主党の政策責任者とも個別に会談することにしている。自民党・小野寺政調会長は「政策面でも協議した上で熟議の国会にしていきたい」、立憲民主党・重徳政調会長は「しっかり審議しない限り予算がすっと通ることはこれからはあり得ない」とコメント。
公明党・斉藤代表は「円滑な審議を進めるためにも妨げになる課題については自民党が自浄努力を発揮して全容解明に努めてほしい」とコメント。東京都議会の自民党会派が開いた政治資金パーティーを巡って、会計担当者が略式起訴されたことなどを念頭にこのように発言。自民党・森山幹事長は、ほかの道府県議会でも同様の問題がないか調査を進めているとしたうえで、早期に結果をまとめる考えを示した。
初場所10日目で金峰山と阿炎が対戦。金峰山は今場所初黒星となった。一方、昨日3杯目を喫し綱取りに向けて苦しい状況となった豊昇龍は連敗を2で止めた。中入り後の勝敗を紹介。琴勝峰は3場所連続の負け越し、尊富士は勝ち越しを決め2敗を守った。王鵬は2場所ぶりの勝ち越し。千代翔馬は2敗に交代した。大の里は5連勝で、勝ち越しまであと1勝。大関琴櫻は4勝目を挙げた。
全国の気象情報を伝えた。
今年の冬について糸井羊司は「まだ少し先とはいえ春の訪れが早そう。」、副島萌生は「この冬は地元の青森含めて雪多いので、春早く来ねぇかなぁと待ってる人が多いと思う。」などと話した。
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