米国史上最高齢で就任したトランプ新大統領の就任式の会場には歴代の大統領、IT大手のCEO、各国の要人などおよそ800人が集まったと見られる。注目の就任演説は「米国の黄金時代はまさに今始まる」との言葉から始まり「トランプ政権下では1日も欠かさずアメリカ・ファーストにする」などとおよそ30分演説を行った。スタンディングオベーションが何度も起きる中、バイデン前大統領が立ち上がらない場面もあった。「常識の革命」と銘打ち、まるで選挙集会かのように個別の政策に言及した。就任式ムード一色となった首都ワシントン。早くもトランプ政権第2章が幕を開けた。支持者が集まるアリーナに登場し支持者の目の前で次々と大統領令に署名した。中でも注目されたのが地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」から再びの離脱。ペンを支持者に投げるパフォーマンスもあった。ホワイトハウスへ移り大統領執務室でも大量の文書が待ち受けていた。WHO(世界保健機関)からの脱退も表明、大統領令など公表した文書は、すでに40を超えている。バイデン前政権からの大転換へ。激動の1日となった就任初日、トランプ新大統領は「偉大な国にしたい、それが私たちの思いだ。今後の発表にワクワクするだろう、大きな前進をみていてほしい」などとした。