NHKニュース7 (ニュース)
漫画家・楳図かずおさんが先月28日、亡くなった。88歳だった。小学生のころから漫画を描き始め、高校3年生のときにデビュー。その後、人間の奥底にある闇を不気味なタッチで描いた作品がヒットし、“ホラー漫画の神様”と呼ばれるようになった。代表作の1つ、「漂流教室」では、荒廃した未来に小学校ごとワープしてしまった子どもたちが生き抜く様子をリアルに描き、映画化もされた。ギャグ漫画「まことちゃん」は、幼稚園児の主人公が手の中指と小指を折り曲げる「グワシ!」のポーズが大ブレーク。社会現象にもなった。2018年には、ヨーロッパ最大規模の国際漫画祭で「わたしは真悟」が、永久に残すべき作品として「遺産賞」を受賞した。タレント・中川翔子さんは「楳図かずお先生の紡ぎ出す世界に救われた人が世界中に居ます。先生 永遠に大好きです」などと追悼のコメントを投稿。