- 出演者
- 糸井羊司 副島萌生 晴山紋音
オープニング映像とオープニングの挨拶。
米国大統領選挙は大接戦のまま、投票日を迎えた。全米支持率はハリス氏48.7%、トランプ氏48.6%。投票日前日の4日、民主党のハリス副大統領は、激戦州の東部ペンシルベニア州へ。住宅を回り、飲食店も訪問。人気歌手も駆けつけ、集会を開いた。一方、共和党のトランプ前大統領はノースカロライナ州、ペンシルベニア州、ミシガン州と、激戦州を相次いで訪問。深夜にまでかけて、みずからへの投票を呼びかけた。激戦となっている7州のうち4つの州では、両者の支持率の差が1ポイント未満となっている。選挙戦中、双方の支持者たちが向かい合う場面も。激しい選挙戦となる中、現地では暴動や混乱などへの警備が強化されている。不測の事態に備えて、今回、米国国防総省は州兵を動員することにしているほか、FBI連邦捜査局も、妨害行為などに24時間態勢で対応する指揮所を本部に設置している。
ワシントンから中継。最後の最後まで拮抗して結果が見えない展開が国民の関心をさらに高めている。期日前投票の状況を集計しているフロリダ大学によると8000万人以上が既に投票を終えたとしている。アメリカメディアは投票者の半数近くが既に投票した可能性があると伝えている。ただ、選挙結果がスムーズに出るのか、暴動や混乱が起きないか不穏な空気が漂っている。どちらが勝つかを断定的に伝えるメディアはないが、有権者によると勝敗の決め手はどちらの候補者が有権者の痛みを的確に捉えたのかによる。トランプ氏が焦点を当ててきた有権者の痛みはインフレや移民の問題。バイデン、ハリス政権の下で暮らしが悪くなったと非難を展開し、現状に不満を抱く有権者に支持を訴えてきた。ハリス氏が狙いを定めたのは、政治的対立に嫌気が差している有権者の痛み。ハリス氏は立場が異なる人の意見にも耳を傾けることを誓うと演説した。
NHKでは明日の各時間のニュースを拡大して開票状況について中継や解説を交えて伝える。また、ネットの特設サイトでも開票状況をリアル状況で伝える。
先の衆議院選挙を受けて、総理大臣指名選挙を行う特別国会は、来週11日に召集されることになった。自民党の役員会に出席した石破総理大臣は自民党、公明党両党による連立政権を維持しながら、国民民主党との政策協議を進めるよう指示した。自民党と国民民主党は政務調査会長が会談。物価高対策を盛り込んだ新たな経済対策などについて、今週中にも協議を始めることを確認した。また、国民民主党が主張している、「103万円の壁」の見直しについては、両党の税制調査会の幹部も含めて協議することで一致した。「103万円の壁」の見直しを巡って、政府与党内では、基礎控除などを178万円に引き上げれば、国と地方合わせて7兆円から8兆円程度の減収が見込まれるとして、178万円よりも低く設定して減収を抑える案などが出ていて、今後、与党内で調整が行われる見通し。総理大臣指名選挙を行う特別国会は、来週11日に召集される。また、石破総理大臣は、立憲民主党や国民民主党など、各党との党首会談を、今月9日から11日にかけて行う予定。
立憲民主党と国民民主党が党首会談を行った。政治改革を急ぐ必要があるとして、年内に政策活動費の廃止などを含めた政治資金規正法の再改正を実現できるよう、協力していくことで一致。さらに、立憲民主党の野田代表は、103万円の壁の見直しについて、具体的な制度設計を含め、政策の実現に向けて協力する考えを伝えた。立憲民主党・野田代表は「野党の連携はどうしても必要」、国民民主党・玉木代表は「立憲民主党としても協力する話があった。年内に決着ができるよう政治資金規正法の再改正など協力して与党に迫っていこうと」とコメント。国民民主党は、日本維新の会とも幹事長が会談。政策活動費の廃止や、旧文通費の全面公開などを年内に実現することを目指して連携していくことで一致した。一方、日本維新の会を巡っては、衆議院選挙で議席を減らしたことから、馬場代表らの辞任を求める声が出ている。藤田幹事長は、代表選挙を行うかどうかについて、あす正式に決定する方針を明らかにした。
東証は、きょうから取り引き時間を30分延長して、午後3時半までとした。証券会社の営業拠点では午後3時を過ぎても顧客から注文が寄せられて、担当者が対応に当たっていた。
株式市場の魅力アップをねらう東証は今回、株価の終値を決める新たな仕組み「クロージング・オークション」も導入。取り引き終了前の5分間、売買をストップ。この5分の間も、投資家からの注文は受け付け午後3時半、それらの注文を一斉に突き合わせて、終値を決める。これまでは、投資ファンドなどが、取り引き終了の間際に大量の注文を出すことがあって、株価の急激な変動を招いていた。新たな仕組みでは、5分間は売買を成立させず、投資家どうしが注文の動きを見ることができるため、冷静に検討する時間を確保できると期待されている。70年ぶりとなった取り引きの終了時間の延長。東証は、時間の延長にあたって新たな取り引きシステムを導入しているが、これまでのところ、トラブルは起きていないという。こうした取り組みで、さらなる市場の活性化につながるかが焦点。初日を終えて、岩井コスモ証券の営業課長は「今日のところはまだ様子見という人が多かった。日本の史上は短い取引になるので世界的に見ると出遅れている。」などと話した。
漫画家・楳図かずおさんが先月28日、亡くなった。88歳だった。小学生のころから漫画を描き始め、高校3年生のときにデビュー。その後、人間の奥底にある闇を不気味なタッチで描いた作品がヒットし、“ホラー漫画の神様”と呼ばれるようになった。代表作の1つ、「漂流教室」では、荒廃した未来に小学校ごとワープしてしまった子どもたちが生き抜く様子をリアルに描き、映画化もされた。ギャグ漫画「まことちゃん」は、幼稚園児の主人公が手の中指と小指を折り曲げる「グワシ!」のポーズが大ブレーク。社会現象にもなった。2018年には、ヨーロッパ最大規模の国際漫画祭で「わたしは真悟」が、永久に残すべき作品として「遺産賞」を受賞した。タレント・中川翔子さんは「楳図かずお先生の紡ぎ出す世界に救われた人が世界中に居ます。先生 永遠に大好きです」などと追悼のコメントを投稿。
ことしの新語・流行語大賞の候補となる30のことばが、きょう発表された。大谷翔平選手が1シーズンでホームラン50本50盗塁を達成した新記録「50−50」や被爆者の立場から核兵器の廃絶を訴え、ことしのノーベル平和賞に選ばれた日本原水爆被害者団体協議会を示す「被団協」もノミネートされている。来月2日に年間大賞やトップテンが発表される予定。
天皇皇后両陛下は、今年度の文化勲章の受章者や文化功労者を皇居に招いて新型コロナの感染拡大前以来、5年ぶりとなる茶会を開き、出席者をねぎらわれた。天皇陛下は「皆さんが努力を重ね、学術、文化、芸術、スポーツの分野で大きな成果をおさめられたことを、誠に喜ばしく思います」とお祝いのことばを述べられた。両陛下や皇族方は受章者らとテーブルについて、にこやかな表情で歓談されていた。
ソフトバンク・和田毅投手が現役引退を発表した。2003年に当時のダイエーに入団。1年目から14勝を挙げて新人王に輝き、2010年には最多勝とパリーグの最優秀選手に選ばれた。2012年から4年間は大リーグでもプレー。日米通算165勝を挙げている。昨シーズンはリーグ最年長ながら、8勝を挙げた。今後は指導者を目指すのかと聞かれると「見合う人物になって戻ってこられたら」とコメント。
新語・流行語大賞のノミネートの中にアサイーボールがあった。冷たくて酸っぱくておいしいとのこと。
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