イット! モクゲキ!
静岡県清水町の幼魚水族館で、カニが勢いよくジャンプし見事着地すると、はさみを上に掲げ決めポーズをとる瞬間が撮影された。SNSでは70万回以上再生され話題に。甲羅から緑色のモジャモジャが伸び、まるで“アフロヘア”のよう。飼育員によると、本来は貝などをかぶって身を守る「カイカムリ」というカニの仲間と判明。幼魚水族館・幼魚保育士主任・布川彩美のコメント「たまたま海藻が気に入って、脱皮しても持ち直して、海藻をずっと背負っている。この子は一度も貝をかぶっているところは見たことない」。アフロガニの正体は、貝ではなく“海藻を気に入りすぎたカニ”。脱皮をしても同じ海藻を被り続けているため、アフロも一緒に成長しているという。時にはタツノオトシゴがカイカムリだと気づかずに巻き付いてしまうことも。アフロガニは水中を泳ぐことはないので、ジャンプシーンはとても貴重な瞬間だという。