速報 “報復措置”で世界同時株安 トランプ氏「交渉開始」に言及

2025年4月4日放送 23:05 - 23:11 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト (ニュース)

アメリカ・トランプ大統領は関税の引き下げを巡って各国と交渉を始める可能性に言及した。日経平均株価の下げ幅は、一時1400万円を超え、およそ8ヶ月ぶりに終値で3万4000円を割り込んだ。相互関税の影響で景気が減速したり物価が伸び悩んだりすれば日銀が続けてきた利上げ路線を見直す考えを示唆した。この発言を受け、日銀が追加利上げに慎重になるとの見方が広がり、長期金利の代表的な指標である10年物国債の利回りが低下。一時1.16%と1月以来の低い水準をつけた。世界の株式市場を見ても、アジアやヨーロッパなどで大幅な株安が進行。世界同時株安に発展している。この事態に、対抗措置に動き出す国も。カナダは協定に準拠する一部の車を除いたアメリカからの輸入車に25%の関税をかけると発表。また、フランスのマクロン大統領は企業関係者などにアメリカへの投資を停止するよう要請した。各国が報復措置に動き出す中、相互関税の引き下げ交渉に応じるか問われたトランプ氏は既に各国から交渉の電話が相次いでいると強調。関税の応酬が激しくなる中、早期に各国との交渉に入る可能性に言及した。アメリカ・ラトニック商務長官は3日のテレビ番組で各国がアメリカの農産物を公平に輸入するかどうかが関税を引き下げるための交渉材料になるとの考えを示した。日本がコメの輸入に700%の高い関税を課していると批判するトランプ政権。トランプ政権は昨日、輸入車への追加関税を発動。これを受け、ヨーロッパの自動車メーカー、ステランティスはカナダとメキシコにある組立工場の稼働を一定期間、停止すると発表。それに伴いアメリカ国内の部品工場で900人を一時解雇するという。アメリカの製造業を守るために導入した関税がアメリカ国内の雇用を減らすという皮肉な結果を招いた。一方、アメリカでの生産に力を入れる企業も。日産自動車は今日、業績低迷のため計画していたアメリカ国内の一部工場での減産計画を撤回すると明らかにした。アメリカ国内の生産体制を維持し関税への対応を優先させる形。また、アメリカのゼネラルモーターズはアメリカ国内での増産を検討しフォードモーターは値下げによる販売の増加を狙う。


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