イット! (ニュース)
年金制度改革法案の修正について与党と立憲民主党が合意した。合意内容の最大のポイントは厚生年金の積立金を活用した基礎年金の底上げ措置。現行の制度では将来の基礎年金給付額が長期にわたり低下する可能性が指摘されている。そこで基礎年金の底上げに厚生年金の積立金を活用し4年後の財政検証で底上げを実際に行うか判断するなどの対応を明記する。この底上げにより世代によってもらえる年金額に差が出ることになる。合意した修正案では厚生年金の受給額が減る場合、緩和する対応を取ることを明記するとしているがこの試算でマイナスに該当するシニア世代からは嘆きや怒りの声があがっている。一方専門家は厚労省の試算も含め現実的な制度改革だと一定の評価をしている。その上で制度の実施には厚生年金の積立金以外に税金による財源が必要でその手当による課題もあげた。