ニュースウオッチ9 (ニュース)
スーパーでのコメ販売平均価格が2週連続で値下がりした。きょう、台湾で日本へコメを出荷するセレモニーが行われた。台湾から日本への輸出量はすでに去年の2倍近くになっている。大阪のスーパーや飲食店ではカリフォルニア米の使用や販売を現在行っているが、早く国産米を入手したいという声も上がっている。先ほど発表されたスーパーでのコメ販売平均価格は銘柄米・ブレンド米が4000円前後、備蓄米が2000円前後。銘柄米・ブレンド米いずれも前の週より値下がりした。米の価格が下落していることについて南魚沼市の農家からは「新米が出回る前の金額がいくらに下がるのかすごく気になる」「備蓄米が安いのは古い米だから。いまその価格に戻ったらほとんどの農家がやっていけない」と影響を懸念する声が。割安な備蓄米の販売が各地で始まり、スーパーでは銘柄米の売れ行きが鈍化。一部を値引きする動きも出ている。農林水産省の調べではことしの新米は去年と比べ40万トンほど増える見通し。専門家は「コメがあふれていたら価格が高すぎるという状態の時に価格を安めにつけられるのか卸売・小売業者の経営判断になってくる」と指摘した。