Nスタ (ニュース)
銀行の店舗離れの中、メガバンクの一角がきょうオープンしたのが新しい形の個人向け店舗「みずほのアトリエ」。広さは既存店舗の3分の1程度で、印鑑や通帳を使った手続きをなくし待ち時間を短縮した。また15時以降や土日でもタブレットなどを使って気軽に投資について相談できる。家族構成や趣味、今後の計画などを選択して将来必要な資金がわかる簡単なシミュレーションはもちろん、金融商品の購入もできる。人生100年時代で老後の備えや物価高に対抗するため貯蓄から投資への動きは広がりを見せている。去年1年間でNISAの口座数は400万以上増えて買付額は17兆円を超えて前の年の3.3倍にものぼる。気軽に資産運用の相談をしてほしいという狙いの新店舗。その背景には日銀のマイナス金利解除で17年ぶりにやってきた金利のある世界も関係している。貸出しで儲ける銀行は元手となる預金を集めるため客との接点を増やす目論見が。既に三井住友銀行ではスターバックスを併設したOlive LOUNGEや、個人向けの小型店舗「ストア」を展開し、三菱UFJ銀行もこの秋、約20年ぶりに新店舗を出店予定。