ワールドビジネスサテライト The 追跡
去年の衆院選で議席を4倍に拡大した国民民主党は前回同様 、ネット配信用の部屋を借り上げてYouTubeでの生配信に力を入れている。玉木代表は自ら「永田町のYouTuber」を名乗り、発信力で党勢拡大を伺いたい構えだ。玉木代表は今回の選挙の手応えを聞かれ「ネットドブ板だ。きれいな映像を作ってSNSの戦略をしているわけでない」と話していた。一方ドワンゴが運営するニコニコ生放送のスタジオでは10分の時間の中で政策をアピールしていた。れいわ新選組の山本代表は「テレビに出してくれないから、継続的に露出できないことを考えるとネットは使えるものと持っている」と話していた。また参政党の神谷代表は自らの党を「YouTubeで作った政党」と答えている。一方、配信側も視聴者を獲得するためのコンテンツだと考えている。
第一生命経済研究所の柏村祐主任研究員は「若い世代はYouTubeやTikTokを見て育っている。そこに嘘が書かれると危うい投票行動に繋がる」と指摘した。中でも切り抜き動画は、事実が歪曲して伝わる危険性がある。SNSが選挙結果に与える影響は当然あるとして、自分が判断して自分が決めることが大事と話していた。