NHKニュース おはよう日本 (特集)
日航ジャンボ機墜落事故からあさってで40年。亡くなった520人のうちの1人が坂本九さん。当時11歳だった坂本さんの長女、歌手・大島花子さんが坂本さんの遺作となった曲「心の瞳」を通して愛と命の尊さを伝えている。父について大島さんは「父という意味では笑顔で楽しい人柄。そんなイメージ」、「簡単に奪われてしまうからこそ命は大切にしなければいけない」などと述べた。「心の瞳」は墜落事故の約3カ月前にリリースされた。家族の絆をテーマにした歌だった。坂本さんの遺作となった曲は事故の後、学校の合唱曲として広がっていった。40年もの間、全国の子どもたちから手紙が寄せられ続けている。“愛や絆”を考えるきっかけにしてほしいと大島さんは今年、全国の中高生などと共に歌う活動を始めた。おとといは大島さんの母校を訪れた。生徒は「生きていくことの大切さを感じることができた」などと述べた。井上二郎は「奪われた多くの命を未来につなげるのは私たちの役割だと感じる」などとコメントした。