都心から消えたカラス ピーク時の4分の1以下に

2024年6月8日放送 22:31 - 22:34 TBS
情報7daysニュースキャスター (特集)

25年前、渋谷センター街は、傍若無人にふるまう大量のカラスがごみを荒らしていた。都心部でカラスが増え始めたのはバブル期と言われている。飲食店が繁盛し生ごみが増えるとカラスも増えた。さらに1994年、黒だったゴミ袋が半透明に変更されたことで、カラスが中身を狙いやすくなったという。かつて社会問題にもなったカラスだが、今はどうなのか。きのうの早朝、繁華街に行ってみるといるはずのカラスを渋谷や銀座ではほとんど見かけなかった。実際、東京都の調査でも生息数は2001年と比べ去年は4分の1以下にまで激減。一体何が起きたのか。カラスを30年以上も研究している東京大学総合研究博物館・松原始特任准教授は、石原都知事時代に金属製のごみ箱を増やすなど対策を強化。生ごみにネットをかけ、繁華街でのごみ収集の時間も、カラスが活動していない深夜や早朝に変更した。そんな対策が功を奏し、都心ではカラスが減り、大自然を感じさせるあの鳥が増えている。それはオオタカやハヤブサ、フクロウなど猛禽類が都心に進出している。吉祥寺の繁華街が近い井の頭公園でバードウォッチングをしている男性とオオタカを探してみると、強力なライバルが現れ生ごみも食べられないという都心部は、カラスにとって居心地が悪い場所になっているよう。


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