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平岡千沙が「”金”歴史的高騰の裏で」について解説。金が歴史的に高騰する中、詐欺事件やトラブルが相次いでいる。国民生活センターに寄せられた、「不用品の買取名目で自宅を訪問してきた人に金属を強引に安い価格で買い取られる」といったトラブルの相談件数は年々増加。大手貴金属会社・田中貴金属工業が公表している金の店頭小売価格は2月13日に過去最高値を更新しており、金の価格が今後さらに上昇を続けると見込んだ人たちが目をつけている。金は現物資産のため、有事が起きたり経済の先行きに不安があると買われやすく価格が上昇する傾向にある。アメリカのトランプ政権の発足で世界経済の先行きに不透明感が増す中、金の価格が今後も高騰するとみている専門家もいる。長野県では80代の女性が警察官を名乗る人物から電話で金の購入を指示され、地金1500g2100万円相当を購入。その後、だまし取られる詐欺事件があった。こうした事件全国でも相次いでいて、仙台市では被害額が2億円に上るケースもあった。中京大学経済学部・内田俊宏客員教授は「価格の上昇傾向が続いているため金に絡むトラブルは増えるのではないか」と指摘している。