午後LIVE ニュースーン おとりよせ@岩手
居酒屋「お恵」。店の何よりの名物は店主の菊地悠子さん。お恵さんの愛称で親しまれる。62年にわたり1人で店を切り盛りしてきた。多くの人に愛された釜石市の居酒屋「お恵」はきのう惜しまれつつ閉店。菊地さんが店を始めたのは昭和38年、24歳の頃だった。友人から頼まれ長屋風の飲食店街・呑ん兵衛横丁にあった店を引き継いだ。製鉄業で栄えた当時の釜石市の人口は9万人余。毎晩この街で働く人達で賑わった。その横丁を東日本大震災の津波が襲った。当時20以上あったお店がすべて流された。当時横丁の組合長をつとめていた菊地さん、横丁の明かりを再び灯したいと店主たちに呼びかけ仮設の飲食店街での営業再開にこぎつけた。それまでの常連客の他、全国各地からきたボランティアなども店を訪れるようになった。