Nスタ (ニュース)
トランプ大統領はアメリカが輸入する全ての鉄鋼・アルミニウム製品に25%の追加課税を課すと決定した。発効は来月12日からで日本も対象となっている。トランプ氏は他国が報復措置をとっても気にしないと強調した。アメリカが輸入する自動車の関税については、アメリカより高い関税をかけている国があると不満を示し、同じ用に関税をかけると強調した。念頭にあるのはEUとみられており、アメリカからの輸入車に関税を課していない日本は、自動車に関しては対象とならないのではないかという見方が出ている。一方で懸念される各国との摩擦の激化。ブラジルの地元紙によると鉄鋼の輸出全体の48%が北米向けで、この鉄鋼などに25%の関税が課された場合、ブラジル政府は米国のアマゾンなどへの報復課税を検討しているという。中国を巡っては、トランプ氏は会談の中身は明かさなかったが、大統領就任後に習主席と電話会談したとしている。対中貿易の赤字が年間1兆ドルを超えると指摘し、赤字削減を目指す姿勢を示した。トランプ氏は相互関税について今後2日間で実施するだろうと述べており、動向が注目される。