開運!なんでも鑑定団 (開運!なんでも鑑定団)
愛知県名古屋市の水谷雄史さん。お宝は骨董商だったお祖父ちゃんが遺した江戸時代の名工の焼き物「青木木米の香炉」。
青木木米はすぐれた陶工であり絵師でもあった江戸時代後期の文人。1767年に京に生まれ、若いころから漢詩、書画、篆刻など高い素養を身に着けた。木村蒹葭堂の元で中国の陶芸書をみて感銘をうけたことで作陶に取り組む。奥田頴川の元で修行をして腕をあげた。九谷焼の最興にも尽力した。頼山陽、田能村竹田などの文人とも親しく交わり、50歳のころから積極的に絵も描いた。木米の真骨頂は焼物。木米は煎茶が流行していたときには様々な煎茶器を手掛けた。依頼品は「青木木米の香炉」。