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静岡銀行、八十二銀行、山梨中央銀行はきょう、経営トップが出席して共同で会見を開き、3行で包括的な業務提携を結ぶことで合意したと発表した。提携では、地域の関係人口を増やすため移住を促す事業や、海外からの投資や人材を呼び込む事業などを行う方針で、各県トップの地方銀行が県境をまたいで協業することになる。静岡銀行と山梨中央銀行はすでに提携関係にあるが、八十二銀行が加わり、提携を拡大する形。地方の金融機関を巡っては、人口減少に加え、日銀の利上げをきっかけに金利のある世界となり、ネット銀行なども交えて貸し出しや預金獲得の競争が一段と激しくなっている。今後、ほかの地方の金融機関にも、提携などを通して経営基盤の強化を図る動きが広がることが予想される。