イット! (ニュース)
自民党と連立政権を組む日本維新の会は、医療費などの削減を通じて手取りを増やすことを掲げている。連立合意時の基本政策でも、今年度中に医療費削減を進め、社会保険料の負担を減らし、手取りを増やすことを目指すとしている。財源には、病床の削減とOTC類似薬の保険適用見直しを挙げている。OTC類似薬には、風邪薬、湿布薬、アトピー性皮膚炎などのアレルギー薬が含まれる。処方箋が必要だが、成分や効能は市販薬とほぼ同じで、保険適用で市販薬より安く購入できる。都内の薬局では、利用者の半分がOTC類似薬を求めてくるという。この薬局では現在、OTC類似薬の湿布7枚入りを30~40円で販売しているが、保険適用がなくなれば1000円程度に跳ね上がるという。上野賢一郎厚労相はきょうの閣議後の会見で、必要な受診を確保し、子どもや慢性疾患を持っている人などに配慮するといった観点を踏まえ、丁寧に議論していきたいなどとした。