THE TIME, TIMEマーケティング部
大日本水産会が発刊する「水産界」が注目するのがスギ。沖縄などの暖かい海に生息し、沖縄ではスギ飯が人気。スギの大規模養殖が始まっていて、食卓に馴染みのある魚になるかもしれない。海水温はどんどん上がっているが、これまで養殖されてきたブリなどは暑い温度が苦手。その点、スギは暑さに強い。養殖に乗り出したのはマルハニチロで、スギを養殖第4の柱として考えている。スギは来月全国の店頭に並ぶ予定だが、山治の山崎社長によると一般受けが良さそうだという。
水産界によるとクロマグロが安くなるかもしれない。日本でとれる漁獲枠が増えたが、一部は都道府県ごとに割り当てられており、東京都の枠が大幅に広がった。伊豆諸島も東京にはいるため、漁獲量はここ10年で10倍に増加。東京産マグロが多く出回ると予想される。マグロの漁獲量増加の背景には海流の変化、海水温の変化などがある。