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ペルーで開かれていたAPEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議は16日、「多国間での協力が重要」とする首脳宣言を採択し、閉幕した。米国第一主義を掲げるトランプ次期大統領を牽制した形。首脳宣言では、貿易、投資、気候変動を含む環境などを列挙し、「前例のない急激な変化が起きている」と指摘し、「効果的な多国間協力が一段と重要」などと自由貿易体制の維持の重要性を確認した。首脳会議の後、米国・バイデン大統領と中国・習近平国家主席が1年ぶりに対面で会談し、米中関係の安定に向けた対話の重要性を確認した。習主席は、トランプ次期大統領とも対話を維持したい考えを示した。