ワールドビジネスサテライト The 追跡
アポロ11号が人類初の月面着陸に成功したのは1969年。それ以降、宇宙開発は世界各国が威信をかけて開発を競い合う国家手動の色合いが強く残り続けてきた。しかし今、宇宙開発でも民間企業の存在感が高まり始めている。数多くの宇宙ビジネスに携わってきたTMI総合法律事務所・新谷美保子弁護士は「民間(企業)がチャレンジを続けていくことが必要不可欠」と話す。これまで月面着陸の分野では民間企業で成功したのはアメリカ企業の2社のみ。今回、アイスペースの月面着陸は「失敗」したと明らかにした。着陸時に十分な減速ができず月面に衝突した可能性が高いという。東京・中央区でアイスペース・袴田CEOに話を聞いた。袴田武史CEOは「2回着陸できなかった事実は重く受け止める必要がある」と述べた。2027年に3回目の打ち上げを計画している。今回、アイスペースは保険金の受け取りを見込んでいない。