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きょう午後1時すぎ、衆議院本会議で首相指名選挙が始まった。過半数の233を4上回り、自民党・高市総裁が第104代内閣総理大臣に選出された。史上初となる女性首相の誕生。高市新首相の地元・奈良県では喜びの声が上がった。一方、首相としての最後の日を迎えた石破首相は職員からの盛大な拍手にお辞儀をしながら登場すると花束が贈られた。石破前首相は「分断と対立ではなく連帯と寛容。謙虚に真摯に誠実に語りかける政権であってほしい」と述べた。
“運命の日”を迎えた高市新首相はきょう午前、自民党本部へ。午前11時半、自民党両院議員総会では麻生副総裁と並んで座り、談笑する様子も見られた。首相指名選挙を前に高市総裁は「異次元の柔軟性をもって、しっかりと前に進めていく。しっかりと政権をとりにいく。不安を希望に変えていこうじゃありませんか」と、党の結束を呼びかけた。午後1時ごろ、高市氏は本会議場に入るとすぐに国民民主党・玉木代表と言葉を交わし、にこやかにその時を待った。投票が始まり、高市氏自身も投票の場面になると高市氏を支援してきた松島元法相と握手を交わした。衆議院で行われた指名選挙では高市氏が1回目の投票で過半数を獲得し選出。参議院では決選投票の後、第104代首相に選出された。その後、各党へあいさつ回り。日本維新の会で固く握手を交わした。一方、連立政権から離脱した公明党では拍手で迎えられた。立憲民主党では野田代表と和やかな場面もあった。国民民主党でも握手を交わした。高市新首相は今夜、新内閣を発足させる。