イット! (ニュース)
高額療養費制度の負担上限額引き上げについて、石破首相は今年は予定通り行い、来年以降は再検討すると表明。政治部デスク・西垣壮一郎が方針修正に至った理由を解説。患者団体からの切実な声と予算成立のため。少数与党で予算委員長は立憲民主党・安住氏であるため、採決権限をもつ委員長の影響は大きい。高額療養費制度は医療費が高額となる場合、自己負担額の一部が支給される仕組み。政府は今年8月から自己負担の上限を引き上げる方針だったが先週、政府は長期療養が続く患者については4か月目からは上限引き上げ分を据え置くと表明。一方、立憲民主党は8月からの引き上げを全面凍結するよう求めている。きょうの予算委で立憲・野田代表は「白紙に戻し塾議で決めよう」と提案。石破首相は上限額引き上げについて、予定通り今年8月に行うとした上で、2026年度以降は方針を修正する考えを明らかにした。