アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜 アンパラレルド〜ニッポン発、世界へ〜
梅田は京都大学で研究をしていた頃はショウジョウバエの研究をしていて、小さいハエはどの温度が好きなのかという研究だったという。ハエのお腹の菌をかえると好きな温度が変わることがわかり、腸内細菌には興味があったという。退職する前に琵琶湖にだけいる魚が14種類いて、イサザという魚に着目。この魚は日中は水深100mほどの湖に暮らしているが、夜になると餌を取りに湖面に上がってくる。普通魚はある程度決まった水深に生息するがこの魚は温度差10度以上を行き来する。そこでお腹の菌を調べると、エイコサペンタエン酸という南極海にいる魚の菌がイサザだけにあった。イワシやサバなどの青魚の脂に大きく含まれ、冷たい水温に耐えるための鍵とも言える成分。そのEPAが琵琶湖の固有種のイサザにも豊富に含まれていて、梅田らはそれらを生成する腸内細菌を突き止めた。それは新種の菌で会社を始めるきっかけになった。
