こどもディレクター (こどもディレクター)
東京・新宿で出会ったカンタさん&タケルさんは18歳の大学1年生。「これだけはどうしても聞いておきたいことは?」と質問すると、高校時代に毎朝見かけた後ろ向きで歩くおじさんについて教えてくれた。2人にカメラを渡してそのおじさんを取材してもらうことになった。2人は地元・茨城県水戸市へ。朝6時30分によく見かけたバス停「市町村会館前」付近の交差点で張り込んだが、見つからなかったので街中で聞き込み。暑い日は見かけないとの情報が得られた。撮影時は猛暑日だった。引っ越している可能性もあるため、バスの営業所で聞き込み。運転手さんから平日はいつもいるとの情報を得た。
翌日もバス停近くの道で張り込んでいると、後ろ向きに歩くおじさんが現れた。声をかけると仕事終わりにお話を聞けることになった。おじさんは会社員のヒロブミさん(63)。後ろ向きで100mを駆けるスポーツをテレビ番組で見て、80歳ぐらいの人が日本記録を持っていると知った。逆向きで歩くのは体にも良いので1年ぐらい前から始めた。5~6年前から後ろ向きで歩いている人がいると話していた街の人がいたが、ヒロブミさんとは別にもう1人後ろ向きで歩くおじさんがいたらしい。ヒロブミさんは去年初孫が生まれ、家族のために健康を維持したい思いもあるという。