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政府がコメの増産の方法を打ち出す中、1度の田植えで2度収穫ができる「再生二期作」に注目が集まっている。コメ不足解消への切り札となるのか。コメ価格の安定に“増産”という選択肢もある。二期作とは春に1回目の田植えをし夏に1回目の収穫を実施。夏に2回目の田植えをして秋に2回目の収穫を実施するもので、温暖な沖縄などで盛んに行われている。一方再生二期作とは春に田植えをして夏に1回目の収穫をした後、同じ株から再び穂を実らせ秋に2回目の収穫を行うもので、コストダウンすることができる。農研機構が福岡県で行った実験では再生二期作の合計の収穫量は平均の2倍超となり、味も1回目・2回目共に一般的なコシヒカリと比べて遜色なかったとしている。一方で長い期間大量の水の確保が必要となるほか、2回目の稲穂は短いことから通常のコンバインで刈り取れない場合もある。