午後LIVE ニュースーン おとりよせ@東京
東京・世田谷区の小学4年生 細井奏志くんは被爆者の体験を語り継ぐ「交流証言者」として先週原爆資料館を訪れた人たちに30分間の講話を行った。細井奏志くんが交流証言者を志すきっかけは、おととし家族旅行で長崎を訪れたことだった。3歳のときに被爆し長年語り部を続けてきた三田村静子に資料館を案内され、何度もがんを患い家族4人をがんで亡くす経験を話してくれた。奏志くんは原爆の本を読むなど学び続け、戦争体験者が高齢化するなど体験の継承が難しくなっていることを知った。奏志くん三田村さんの体験を継承していくことを決め、去年審査に合格した。奏志くんの思いをかなえようと家族も支えている。講話初日、三田村さんも応援にかけつけた。奏志くんは講話の最後に三田村さんとの約束を守りたいという自分自身の思いを込めた。奏志くんは、東京でも身近な人に戦争の話を伝えていきたいと語った。