10種競技 岡部祐介(37) レジェンドと悲願のメダルを

2025年3月31日放送 21:53 - 21:58 NHK総合
ニュースウオッチ9 SPORTS

聴覚に障害がある選手の4年に1度の国際大会・デフリンピックは、ことし11月に日本で初めて開催される。陸上・岡部祐介選手は、3回目の大会で悲願のメダルを獲得するためにレジェンドと共に出場を目指している。37歳の岡部選手は、生まれたときから聴覚の障害で耳が聞こえない。陸上は中学で始め、短距離を専門にしてきた。デフリンピックには2回出場しているが、メダルには届かなかった。引退も考えたが、メダル獲得の夢を諦めきれず、35歳で10種競技への転向を決意。最後の挑戦と捉え、得意とする短距離を生かせば、高得点をねらえると考えた。走る、跳ぶ、投げるなどで構成される10種競技。岡部祐介選手は、走る競技以外は初挑戦。全く経験がない投てきなどの種目にも取り組む岡部選手は、結果を残している指導者から技術を学ぼうとみずから探した。SNSを通じて連絡を取ったのは、10種競技界のレジェンド・右代啓祐選手。日本記録を持つ第一人者で、五輪には2012年のロンドン大会と2016年のリオデジャネイロ大会に出場。岡部選手の練習時間はこれまでの3倍以上。右代選手は「何としてもデフリンピック出場、メダルを取りたいと思いを語ってくれた」とコメント。1年半練習を続け実力を伸ばした。去年の日本選手権で岡部選手は優勝し、2連覇を達成。レジェンドとの二人三脚で、デフリンピックの出場、悲願のメダル獲得を目指す。岡部選手は「自分の夢と成長を実現できれば、新しいことに挑戦していける。難しいが大事だと教えてもらった。デフリンピックでメダルを取って恩返しをしたい」と語った。デフリンピック代表の最終選考会は、ことし5月に開かれ、内定選手が発表される。


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ロンドンオリンピックリオデジャネイロオリンピック町田市(東京)日本デフ陸上競技選手権大会東京2025デフリンピック

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