- 出演者
- 広内仁 斉田季実治 星麻琴 吉岡真央 野口葵衣
オープニング映像。
プレゼンターとして番組に加わった野口葵衣アナを紹介。
フジテレビ・清水賢治社長の会見。冒頭で述べたのは、女性への謝罪のことばだった。その上で「第三者委員会による客観的な評価を通じて、これまで自己認識がいかに甘かったかを思い知った」と述べた。再生改革プランを公表し、企業風土の改革やガバナンスの強化などに取り組んでいくことを明らかにしている。清水社長は「社会の誰もが持つ基本的人権を絶対に守るという覚悟のもと、今後あらゆる局面において明確な基準と明確な運用に基づいた対応を行っていく」と述べた。フジテレビの記者会見は今も続いている。
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きょう新年度予算が成立した。参議院で再び修正されたうえ、衆議院に戻され、本会議で同意を得た。衆参両院で修正された予算が成立するのは初めて。少数与党のもと続いた論戦の成果と残された課題とは。きょうの動き。年度内ぎりぎりに参議院での採決にこぎ着けた石破首相。午前中の予算委員会。予算案は高額療養費制度の見直しに伴う再修正案と共に採決が行われ、いずれも可決された。このあとには石破首相が野党の理事らの席に足を運び、笑顔で握手を求める場面も。予算案は、午後の参議院本会議に上程。立憲民主党・勝部賢志参院議員は「国民の命を軽視するような予算案。国民生活に寄り添ったものとは全くなっていない」、自民党・中西祐介参院議員は「物価高に負けない持続的な賃上げの実現に向けた施策が盛りこまれている」と述べた。採決で、再修正の予算案は自民党、公明党と日本維新の会などの賛成多数で可決。法律の規定などに基づいて、衆議院に戻されることになった。午後2時半ごろ。再修正の内容が反映された予算書が衆議院へ。夕方開かれた衆議院本会議。石破首相が「予算が衆院を通過したのち再度修正になった経緯については、改めて大変申し訳ない」と述べ改めて陳謝した。採決で、参議院での再修正に同意することが全会一致で決まり、新年度予算は成立した。衆参両院で修正された予算が成立するのは初めて。予算成立後、石破首相が各会派の控え室などを回った。立憲民主党の部屋では、野田代表とほとんど目が合わなかったが、日本維新の会の部屋では、前原共同代表と握手を交わした。記者団の取材に応じた石破首相は「衆議院、参議院で真摯な議論がなされる。修正も行われる。ある意味、熟議の国会らしい。政府と国会の役割がいかんなく発揮された」と述べた。各党の反応。自民党・森山幹事長は「少数与党の中で大変難しい国会運営だったが、各党各会派の意見をしっかり聞いて、予算の議論をすることが大事なことだった。熟議の国会になったのではないか」、立憲民主党・野田代表は「より良い予算実現のため、これからも修正はあってしかるべき。高額療養費の問題はなぜ衆院の段階でもっと早く決断できなかったのか残念な思い」、日本維新の会・前原共同代表は「総理のリーダーシップ不足。大局的な判断の中で賛成をした。全ての予算がよかったとは思っていない」、公明党・斉藤代表は「結果的に年度内に来年度予算案を議決できたのは、野党の熱心な議論もあったのではないか。評価したい」、国民民主党・玉木代表は「物価高騰対策は極めて不十分な内容のまま衆院に回付され、通ったことは非常に残念」、共産党・田村委員長は「大軍拡予算。暮らしを圧迫。物価高騰から暮らしを守ることができない予算」、れいわ新選組・山本代表は「物価高でも減税せず、庶民を殺し、つぶれまくる中小企業も救わない。“ごみ予算”が行ったり来たりした。それ以上でも以下でもない」と述べた。
新年度予算成立まで。今月初めに衆議院を通過した際、政府案からの主な修正点は3つ。歳入は、与党が国民民主党と協議をしていた年収の壁の見直し。歳出では日本維新の会と協議していた公立高校の実質的な無償化のほか、立憲民主党と協議していた高額療養費制度。審議が参議院に移ったあと、高額療養費制度の負担上限額の引き上げが見送りに。予算案は2度目の修正となった。きょう参議院で可決後、再び衆議院へ戻され成立に至った。
与野党の駆け引きが展開された前半国会をどう見るのか、政治学者・御厨貴さんに聞いた。長年、日本政治を見てきた御厨さんは、少数与党での政権運営について、一定の評価ができると指摘し「弱体政権である割にはギリギリとはいえ、予算を通過した点でかなり頑張った印象」「石破首相の弱さ。みんな同情するようなところがあって、“弱い”ことが“強み”になって出ている」「野党が参加している点では学んだ面は大きい」、一方の野党側、どの党も過半数を持っていない宙づり国会といわれる状況の中で、足並みがそろわなかったことについては「いちばん問題だったのは最大野党の立憲民主党。出てくる場所が全然ない。宙づりにされているのは立憲民主党。“大きい野党の役割がある”という役割意識の認識が足りていない」と述べた。そのうえで、今後の与野党に求めることについて、御厨さんは「“国家像”を議論していく。そのように政党が変わっていかなければいけない」と述べた。
予算成立の一方、積み残されたのが企業団体献金の扱い。自民党が提出した透明性を高める法案と立憲民主党と日本維新の会などが共同提出した企業や労働組合からの寄付を全面的に禁止する法案の審議が行われているが、いずれも可決は見通せない情勢。公明党と国民民主党は、禁止ではなく規制を強化する法案の概要をまとめ、自民党と協議を始めている。
企業団体献金の扱いは、きょうまでに結論を得ると与野党で申し合わせていたが、採決は行われず、結論は先送りされた。今後、どう決着を図るのか。鍵を握る2人を直撃。自民党衆院政治改革特別委員会・小泉進次郎理事は「結論が出なかったとは思っていない。努力が一定程度、国民にも見てもらえた結論だともいえる」、政治とカネの問題もあった中で、なぜ企業団体献金の存続にこだわるのか?「企業団体献金を禁止しても政治はよくならない。禁止論は政策論ではなく、権力闘争。ひとつの党の収入減を断っていくことを安易に認めてしまったら、民主主義、政党政治が成り立たなくなる」と述べた。立憲民主党衆院政治改革特別委員会・落合貴之理事は「非常に残念。国民民主党さえ賛成してくれれば過半数に達するが、あと一歩まで来たところで膠着状態になってしまった」と述べた。ただ禁止を目指す中で、そのやり方にはさまざまな可能性もあると話した。落合理事は「“禁止にすべきでない”との声もあるので、一気にやることができない可能性もあると思う。最終的には絶対禁止にする。そこまでの道のりは、一歩でも二歩でも進められれば。話し合いはしていきたい」と語った。これに対し、自民党衆院政治改革特別委員会・小泉進次郎理事は「禁止を最終目的とする場合は、今後も賛同できない」という。今後、石破総理の政権運営に何を求めるかについて、小泉理事は「“自民党はこうしたい”と石破総理にはもっと語ってもらいたい」、落合理事は「総裁選で行っていたことをやってほしい。初心に戻って思い切ってやるんだと。少なくとも“政治とカネのルールをもう少し厳しくするべき”と石破首相は言ってきたので、真摯に向き合ってもらえれば」と語った。
後半国会は、石破総理大臣にとっては、難しい政権運営が続くことになる。支持率は低下傾向にあり、石破総理では参議院選挙を戦えないという声が強まることも予想され、党勢の回復を図れるかどうかが問われることになる。対する野党側は、石破内閣に対する不信任決議案を提出するかどうかが最大の焦点。参議院選挙もにらんで、どこまで足並みがそろうかが課題となる。
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南海トラフ巨大地震。きょう国の新たな被害想定が発表された。最悪の場合の死者数をおおむね80%減らすという目標を掲げてきたが、今回の想定では29万8000人と前回と比べ8%ほどの減少にとどまっている。最悪の想定、どうすれば回避できるのか。南海トラフ巨大地震の新たな被害想定。国の作業部会が見直しを進め、きょう、坂井防災担当相に報告書が手渡された。新たな想定では、避難者は地震の1週間後に最大1230万人と全人口の1割に。経済被害は、270兆3000億円に上り、国家予算の2倍を上回る。国の作業部会の主査・名古屋大学・福和伸夫名誉教授は「何としても南海トラフ地震の被害を減らさないかぎり、この国の将来が非常に危ぶまれる」と述べた。今後30年以内に発生する確率が80%程度とされる南海トラフの巨大地震。最大でマグニチュードは9クラスとされ、激しい揺れと大津波が超広域に及ぶのが特徴(想定データ:内閣府、地図:国土地理院)。今回の新たな被害想定。死者は最悪で29万8000人に上るとしている。前回10年余り前の想定と比べ8%ほど減少したが、政府が掲げてきた死者数をおおむね80%減らすという目標には及ばない状況。各地で対策が進む中、なぜ死者数が大きく減らないのか。今回、津波からの避難が遅れることを想定し、地震後すぐに避難する人の割合を最悪のケースで20%に設定。地形データを、これまでより細かい最新のものにしたことで、30cm以上浸水する面積が3割拡大。今回は、避難生活の中で体調を悪化させて亡くなる災害関連死が初めて試算された。熊本地震や能登半島地震では、直接死の数を上回り、大きな課題となっているが、最悪の場合5万2000人。東日本大震災の約13倍に上るという結果になっている。国の新たな被害想定。徳島県は、最悪の場合の死者が前回より1万人増加。徳島県・後藤田知事は「やらなければいけない基準がまた1段階上がったと認識している。危機管理、災害対策は糸目をつけないつもりでやっていきたい」と述べた。静岡県は死者の想定が10万人を超えている。静岡県・鈴木知事は「一律の条件でマクロ的にはじき出されたもの。冷静に見ていく必要がある。進めてきた防災対策をしっかりと今後も継続していきたい」と述べた。被害を減らすため、今後、どうしたらいいのか。耐震化率は、現状の約90%から100%になれば、建物倒壊の死者は8割近く減るとされている。避難は、浸水のおそれがある所から全員がすぐに避難すれば、津波の死者は約7割減ると試算されている。
「とにかく逃げて」。自治体で取り組みが進んでいる。全国で最も高い34mの津波が想定されている高知・黒潮町では、年に2回、住民を対象にした避難訓練も実施。津波避難タワーもこの10年余で6基設置。黒潮町の自主防災組織のメンバー・坂本あやさんは「早期避難がいかに大事か、数値的にも示してもらった。行政と地域が一緒になり、新たな取り組みが必要になってくる」と語った。専門家も、避難の意識を高めることが減災につながると指摘。東北大学災害科学国際研究所・今村文彦教授は「われわれの行動いかんで人的被害は大きく低減できる。犠牲者を減らすためには、津波の避難の意識を上げること。今回の結果を見て、さまざまなフェーズで(対策を)検討してほしい」と語った。今回の想定では、最悪の場合の死者が29万人を超えているが、すぐに避難する人の割合を20%として計算した数字。全員が津波からすぐに避難すれば、被害をこの数よりも減らすことができる。南海トラフ巨大地震が発生する確率は今後30年以内に80%程度と、いつ来てもおかしくない。いま一度、私たち一人一人が、避難の意識を持つことが必要。
週明けのきょうの東京株式市場は、全面安の展開となり、特に自動車や半導体関連の銘柄が大幅に下落し、日経平均株価は一時1570円以上値下がりして、取り引き時間中としてことし最大の下落幅となった。終値は約半年ぶりに3万6000円を割り込んだ。市場関係者は「トランプ政権の関税政策が各国との報復措置の応酬につながって、世界経済全体が減速するというシナリオも、市場が織り込み始めた形だ」と話している。
全国の気象情報が伝えられた。
プロ野球の巨人からオリオールズに移籍した菅野智之投手。日本選手の先発としては最年長となる35歳5か月でのデビュー戦に臨んだ。ブルージェイズ3−1オリオールズ。菅野は5回に両手がつってけいれんが起き、急きょマウンドを降りた。菅野投手は「次につながる」と述べた。
ダイヤモンドバックス10−6カブス。カブス・鈴木誠也は2番指名打者で出場。開幕6試合目で待望の1号ツーラン。今シーズン初の複数安打で初打点をマーク。
開幕5連勝中のドジャースは、この日は試合がなく、日本時間のあすからは、同じナショナルリーグのブレーブスとの3連戦に臨む。東部地区で過去7年のうち優勝6回のブレーブス。強力な投手陣を擁し、昨シーズンのチーム防御率はリーグトップ。3連戦で最も注目なのが、第2戦に先発予定のクリスセール投手。昨シーズンはサイヤング賞に輝いている。変則的なフォームから投げ込むチェンジアップ。キレのある決め球のスライダーで三振の山を築く。去年9月の対戦では、ドジャース・大谷翔平も158キロの速球で三振を奪われるなど、抑え込まれた。昨シーズンのMVPとサイヤング賞投手の対決に注目。
来年冬の五輪の出場枠がかかるカーリング男子の世界選手権。初戦、黒星スタートの日本は、強豪スコットランドと対戦。13チームが総当たりする予選リーグ。スコットランドは世界ランキング1位。世界選手権予選リーグ:スコットランド9−6日本(SC軽井沢クラブ)。日本は2連敗。
世界選手権予選リーグ:スウェーデン10−5日本(SC軽井沢クラブ)。日本代表・柳澤李空選手は「技術の面、メンタルの部分をしっかり話し合って次につなげていけるようにしたい」とコメント。初勝利を目指す日本は、このあとスイスと対戦する。
聴覚に障害がある選手の4年に1度の国際大会・デフリンピックは、ことし11月に日本で初めて開催される。陸上・岡部祐介選手は、3回目の大会で悲願のメダルを獲得するためにレジェンドと共に出場を目指している。37歳の岡部選手は、生まれたときから聴覚の障害で耳が聞こえない。陸上は中学で始め、短距離を専門にしてきた。デフリンピックには2回出場しているが、メダルには届かなかった。引退も考えたが、メダル獲得の夢を諦めきれず、35歳で10種競技への転向を決意。最後の挑戦と捉え、得意とする短距離を生かせば、高得点をねらえると考えた。走る、跳ぶ、投げるなどで構成される10種競技。岡部祐介選手は、走る競技以外は初挑戦。全く経験がない投てきなどの種目にも取り組む岡部選手は、結果を残している指導者から技術を学ぼうとみずから探した。SNSを通じて連絡を取ったのは、10種競技界のレジェンド・右代啓祐選手。日本記録を持つ第一人者で、五輪には2012年のロンドン大会と2016年のリオデジャネイロ大会に出場。岡部選手の練習時間はこれまでの3倍以上。右代選手は「何としてもデフリンピック出場、メダルを取りたいと思いを語ってくれた」とコメント。1年半練習を続け実力を伸ばした。去年の日本選手権で岡部選手は優勝し、2連覇を達成。レジェンドとの二人三脚で、デフリンピックの出場、悲願のメダル獲得を目指す。岡部選手は「自分の夢と成長を実現できれば、新しいことに挑戦していける。難しいが大事だと教えてもらった。デフリンピックでメダルを取って恩返しをしたい」と語った。デフリンピック代表の最終選考会は、ことし5月に開かれ、内定選手が発表される。
女子ゴルフ。3年前の全米女子アマチュア選手権で優勝を果たした19歳・馬場咲希が、アメリカツアーで躍動。馬場は、ことしからアメリカツアーに本格参戦。アメリカ女子ツアー最終ラウンド(通算):1位・キムヒョージュ(韓国)、6位・馬場咲希、17位・畑岡奈紗、17位・古江彩佳。馬場がアメリカツアーで初のトップテン入りを果たした。馬場選手は「最後まであきらめずにプレーできて、たくさん収穫があった」とコメント。