首都圏ネットワーク (ニュース)
警察犬指導士・羽鳥雄太さん(18)。この春、ベテラン・アレックスとペアを組み、警察犬指導士としての道を歩み始めた。さいたま市にある訓練所は羽鳥さん一家が70年にわたって運営。壁一面に並ぶ感謝状。特に社会的反響が大きかったのが2008年に起きた事件だった。さいたま市で元厚生事務次官らが殺害された事件。2代目の祖父と3代目の父が現場に出動した。犯人が使用した車を見つけるなど事件解決に貢献した。父・文仁さんは「警察犬として現場に出た時は、対象となる人の命や生涯、人生を全部背負い込んで現場に立たなければいけない」と話す。この訓練所の4代目としてデビューした羽鳥さん。2人のもとで訓練を重ねている。祖父・敏雄さんは「犬のくせが分かるようになるまで多少時間がかかる。実践的になると少しまだ足りないところがある」と話す。自宅に戻った後も先代からの指導が続く。4代目としての重圧も感じる羽鳥さん。それでも誇りを持って働く2人の姿を見て同じ道を志した。指導士には訓練の技術に加え犬の健康管理も求められる。訓練所で飼育している犬は合わせて9頭。犬の異変にすぐに気付けるように動物看護の専門学校にも通い必要な知識を学んでいる。羽鳥さんは警察から警察犬指導士として任命された。「自分ができることを1つ1つ正確に積極的に活動に取り組んでいければと。1人でも多くの困っている人を助けられるように日頃の訓練から頑張っていきたいと思う」と話した。先代の指導を受けながら4代目としてデビューした羽鳥さん。事件や事故の現場で貢献できることを目指して奮闘している。寺門アナは「プレッシャーがあると思いますけど頑張ってほしいですね」等とコメント。