- 出演者
- 寺門亜衣子 黒田菜月 江原啓一郎 片山美紀 宮崎あずさ
オープニング映像が流れ、江原と寺門が挨拶をした。
きょう東京都が労働団体や経済団体などと開いた会議で、客からの迷惑行為などのカスタマーハラスメント、いわゆるカスハラを防ぐ全国初の条例の制定に向けた方針が示された。この中ではカスハラを行う対象として客のほかに公的サービスを提供する役所の窓口や学校などを利用する人も含まれるとしている。また行政の職員に過度な要求を行う国会議員や地方議員も対象に含めることを想定していて、官民を問わず対応マニュアルを作成するなどの対策を求めるとしている。このほかカスハラを就業者に対する暴言や正当な理由がない過度な要求などの不当な行為で就業環境を害するものなどと定義づけるとともに、罰則は設けないとしている。会議ではこうした内容について了承され、都は今回の方針をもとに条例案を取りまとめ、ことし秋の提出を目指すことにしている。
東京都はカスハラは客が優越的な立場だと思い込んで行うものだと捉えていて、同じような構図で起きるハラスメントも対象とした。具体的にカスハラが起こりうる場面として店員と客、イベント主催者と参加者のほかに、公的サービスを提供する役所の窓口や学校などの担当者とその利用者のやり取りなども挙げている。また国会議員や地方議員が行政の職員に過度な要求を行うケース、有権者である住民が1票の力を振りかざして議員に嫌がらせをするケースもあるとしている。都が今回、対象の幅を広げたのは、官民を問わず対策を求めてハラスメントを撲滅するのがねらいだ。品川区役所では職員の名札の表記を見てみるとフルネームではなく名字のみとなっている。これは窓口業務でのトラブルなどで対策が必要になったためだ。変更後、職員からは安心して仕事に専念できるようになったという声が寄せられている。今回、都が示したカスハラ防止の方針には利用者側の責務として、何人もカスハラを行ってはいけないこと、都が実施する施策に協力することを挙げている。都は条例の制定にあたって罰則は設けない方針だが、これをきっかけに利用者側も相手を尊重する姿勢が求められる。
世田谷区にある次大夫堀公園は、江戸から明治にかけての農村風景を再現していて、区内で唯一水田が残っている。今日は地元の園児や児童約1100人が田植え体験した。植えられた苗は地元の農家が育てて、秋には子ども達が稲刈りも体験する予定。JA東京中央の職員は「食べることの大切さ・大事さを学んでいってほしい」などと述べた。
関東の天気予報を伝えた。
荒川流域の板橋区にある大東文化大学の学生がいま、地域の浸水リスクを伝える活動に取り組んでいる。活動の一環で、地域の防災訓練や小学校の防災授業などに協力している。荒川流域にある小学校の防災授業では、水害などで被災したときに起きることを一緒に学んだ。防災用の地図は、海抜10mごとに立体的に色分けされるなど、水害のリスクを体感しやすくなっている。高島平団地の住民の多くは、高齢者だ。団地のある地域、荒川が氾濫すると、2週間以上水が引かないおそれもあり、区は、可能な限り、避難所に行くことを求めている。団地から、避難所となる小学校までは、直線距離で約500メートルあり、約30メートルの高低差がある。階段などを迂回すると、20分以上かかり、高齢者などにとって、避難は簡単ではないという。学生の小倉さんは、水害は、事前に予測して備えられる災害であり、地域の人々と協力して、考えていけるように、これからも活動していきたいなどと話した。
国立極地研究所が埼玉県川口市の慈林小学校で、特別授業を開いた。南極の昭和基地と衛星回線で結び、調理を担当している小笠原隊員が基地で作った料理や、寒い環境を活かしてアイスを作る動画を紹介した。南極で撮影したオーロラやペンギンの写真なども紹介した。
今年3月のJR京葉線のダイヤ改正では、ラッシュ時の通勤快速が廃止された他、朝・夕方以降の快速が早朝の上り2本を除いて各駅停車に変更された。千葉市はインターネット上でアンケート調査を行い、寄せられた回答のうち”普段から京葉線を利用”とした1万3727人分の集計結果を公表。”悪い影響がある”とする回答が81.6%になった。また、ダイヤ改正の前後で通勤・通学にかかる時間の変化を尋ねた質問では、全体平均は14.8分の増加となり、地域別では、内房・外房20分、千葉市内14.4分、千葉市より西の地域3.5分の増加、都心から遠い地域で影響が大きい結果となった。千葉市は”JR東日本にアンケート結果を提供し、ダイヤの再検討に向け、協議を続ける”としている。
警察犬指導士・羽鳥雄太さん(18)。この春、ベテラン・アレックスとペアを組み、警察犬指導士としての道を歩み始めた。さいたま市にある訓練所は羽鳥さん一家が70年にわたって運営。壁一面に並ぶ感謝状。特に社会的反響が大きかったのが2008年に起きた事件だった。さいたま市で元厚生事務次官らが殺害された事件。2代目の祖父と3代目の父が現場に出動した。犯人が使用した車を見つけるなど事件解決に貢献した。父・文仁さんは「警察犬として現場に出た時は、対象となる人の命や生涯、人生を全部背負い込んで現場に立たなければいけない」と話す。この訓練所の4代目としてデビューした羽鳥さん。2人のもとで訓練を重ねている。祖父・敏雄さんは「犬のくせが分かるようになるまで多少時間がかかる。実践的になると少しまだ足りないところがある」と話す。自宅に戻った後も先代からの指導が続く。4代目としての重圧も感じる羽鳥さん。それでも誇りを持って働く2人の姿を見て同じ道を志した。指導士には訓練の技術に加え犬の健康管理も求められる。訓練所で飼育している犬は合わせて9頭。犬の異変にすぐに気付けるように動物看護の専門学校にも通い必要な知識を学んでいる。羽鳥さんは警察から警察犬指導士として任命された。「自分ができることを1つ1つ正確に積極的に活動に取り組んでいければと。1人でも多くの困っている人を助けられるように日頃の訓練から頑張っていきたいと思う」と話した。先代の指導を受けながら4代目としてデビューした羽鳥さん。事件や事故の現場で貢献できることを目指して奮闘している。寺門アナは「プレッシャーがあると思いますけど頑張ってほしいですね」等とコメント。
NHK千葉放送局から中継。「連続テレビ小説 虎に翼」は日本初の女性弁護士として奮闘する三淵嘉子さんがモデルとなっているということで、千葉県弁護士会の方々に集まってもらった。マスコットキャラクターの「ちーべん」のポシェットは千葉の形になっている。弁護士会副会長は弁護士会の活動について「千葉県弁護士会は困りごとの相談にのって、トラブルの解決をする弁護士の紹介をしている。来月24日には10時~16時まで”女性の権利ホットライン”という無料電話相談を承る。家庭内の離婚・DV・ストーカーなど女性の権利一般について広く相談を受け付けている。自分が被害者か分からないという人にも積極的に相談してほしい」などとした。ホットラインは1人30分程度、電話で匿名で相談できるという。
全国の気象情報を伝えた。
江原は「出水期を間もなく迎えるので、雨への備えをお願いします」などと呼びかけた。
「教員裁判に動員 議会で正す声」などの今日のニュースラインナップを伝えた。