明日をまもるナビ (明日をまもるナビ)
戦後最大の台風被害をもたらした1959年の伊勢湾台風。これを受け、防災の日(9月1日)や災害対策基本法が制定された。全国で災害対策が大きく進み、自然災害による死者数も激減。
戦後最大の台風被害をもたらした1959年の伊勢湾台風。このころの技術で台風の接近が判明するのは24時間前。細かな予測も困難だった。転機は1965年、「富士山レーダー」の観測が始まったこと。当時として世界一標高の高い場所に置かれた気象レーダーで、遠くまで雲の様子を観測できるようになった。これらの施策は行政側の防災対策であり、阪神・淡路大震災が起こるまでは民間まで浸透しなかった。