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今回の選挙で、小泉進次郎氏は、自民党の選挙対策委員長として、全国を飛び回った。公示日の15日から26日の間に、18都道府県61カ所に応援演説に駆けつけていた。若者との積極的なやり取りが目立った。高市早苗氏も18都道府県42カ所の応援演説に駆けつけた。専門家によると、小泉氏は選対委員長という立場から、接戦区での応援演説が多いが、前回の総裁選で手伝ってくれた人や次の総裁選で応援してくれそうな候補者のところにも駆けつけていたという。高市氏は、今回無役のため、自由度が高く、応援し続けてくれそうな人のところをテコ入れしていると考えられるという。総裁選で高市氏の推薦人となった11人のうち、今回立候補しなかった1人を除く全員のところに応援に駆けつけていた。専門家は、今回の選挙で、石破総理が進退を考えなければいけない局面になってきた場合、ポスト石破をかけたレースが始まる、それを強く意識しての行動になっているなどとした。今回の選挙では、自民・公明で過半数を切った。非公認にした自民党議員を戻したとしても、半分には及ばない。専門家は、無党派層が立憲民主党に入れている傾向が見られる、岸田総理から石破総理に看板をかけかえたくらいでは許されなかったなどとした。注目を集めた日本保守党とれいわ新選組については、石破総理になり、自民党が中道に寄ってきたことから、日本保守党に票が集まった、野田代表になり、立憲民主党がやや保守側に寄ったため、れいわ新選組に票が集まった可能性があるなどとした。今後は、自公で過半数に足りない数をどう補うかが焦点だという。連立を視野に入れた野党との協力を模索することになるが、国民民主党や日本維新の会は連立に否定的であり、自民党は、野党側の政策を受け入れることから協力していくことになるという。