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消費者庁は食品の期限表示を見直す新たなガイドラインを公表へ。冷蔵庫の中身を見せてもらう。調味料やジャムなど30点以上の期限切れが食品があった。消費期限は安全に食べられる期限で製造からおおむね5日以内に食べたほうがよい食品に表示される。対する賞味期限はおいしく食べられる期限で比較的傷みにくい食品に表示される。消費者庁はきょう、食品ロス削減のため食品の期限表示を見直すガイドライン改正案を公表へ。現在、おいしく安全に食べられる日数に安全係数0.8以上の掛け算を設定されている。しかし実際は企業は0.8未満をかけるなど必要以上に期限を短くしているケースがある。日本女子大学・小林教授は「万が一にも美味しくない状態で消費者に渡ってしまうとクレームになったりブランドが毀損される可能性があることから短めに設定されていた」。今回の方針で期限をなるべく長く設定するよう企業側に求める方針。消費者庁によると、食品ロスによる経済損失は年間4兆円。毎日おにぎり1億個分を失っている計算。お得な取り組みも登場。ファミリーマートの「涙目シール」は値下げシールに食材の心情をイラストやメッセージで表現。明治ザステナイファクトリーは出荷期限が過ぎた乳製品など約4割引きで販売する直営店。会費を支払うことで利用可能なサービス・トクポチは期限間近の商品を格安で販売。出荷期限が過ぎた商品を40%から最大無料で販売するのだという。