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兵庫県豊岡では最高気温28.8度を記録するなど今季最多の500地点で夏日を観測した。開催中の大阪・関西万博では最高気温27.2度を記録した中給水スポットに行列ができていた。東京も2日連続の夏日となった。暑さに医療現場も対応に追われている。都内で訪問診療をしているクリニックを取材、品川区に住む90代男性は自覚はなかったが発熱、熱中症にはなっていなかったが気をつける必要があるということ。自覚症状がないまま症状が進行するのがこの時期の暑さの特徴だという。ひなた在宅クリニック山王田代院長は「温度は上がりきってないが高湿度は脱水症や熱中症のリスク、熱がこもったり汗をかいて脱水して体長を崩すリスクになる」などとした。今できる対策としては身体が暑さに慣れる暑熱順化だという。暑熱順化ができていないと汗をかきづらくなり熱がこもってしまうので熱中症リスクが高まる、クリニックでも診察時に暑熱順化を呼びかけているという。中でも手軽にできるのはのぼせない程度に湯船でじわっと汗をかく、田代院長によると37~38℃の湯で10分間入浴し汗が滲む程度がベストということ。毎年猛暑日となる前橋市の消防署では暑熱順化を獲得するための訓練が行われている。暑熱順化トレーニングは重さ約5kgの防火服を着てランニングなどの運動をするという。