ポツンと一軒家 福島県のポツンと一軒家
福島県のポツンと一軒家を訪れ、主の多津子さんに話を聞いた。夫は6年前に亡くなり、今は1人で暮らしている。麓の住民との交流もあるという。家は夫の実家で、50年前に建て替えた。家は元々鍛冶屋だった。義理の父は山仕事や炭焼き、タバコ栽培をしたりしていた。田んぼもあるが現在は担い手さん、通称農地バンクで貸している。夫の清治さんは6人兄弟の長男として生まれ、中学校卒業後すぐに働きに出た。最初は鉄工所に勤務し、結構してからは青果市場の運送をしていた。ハウスメーカーの補修業務など何度か転職をした。多津子さんは隣町の出身で、中学卒業後就職のために上京した。縫製会社に就職し、住み込みで給料は1日500円だった。お見合いで清治さんと結婚するまで9年間働いた。結婚してからも発掘の仕事にも携わった。庭は多津子さんが植木の手入れをしており、自家用野菜を育てている畑もあった。