首都圏ネットワーク (ニュース)
AIオンデマンドバス実証実験、今回のねらいについて新宿区の担当者は人手不足や人口減少でバス路線などが維持できるか危機感がある。今のうちから新たな移動手段を模索したいと考えたと話している。各地で実証実験というのは行われているが大きな課題となっているのがこちらの採算性。都内でも渋谷区や豊島区で行われていた事業があるだが、思うように利用者が増えずに採算が取れなかったことなどから本格的な運行に至らなかったことがあった。こちら、新宿区の計画段階の試算だが、収支が合うためには乗車料金が400円だった場合、1時間当たり30人前後の利用がだいたい収支が合う目安となっている。また予約についてだが、スマートフォンのアプリから電話でできるが乗降場所にバス停などの目印はないので実際にはアプリの操作ができないと利用が難しいという場面もありそう。利用者を増やすには高齢者がスマホを使いこなせるかどうかもポイントになり、クリアしないといけないところだ。新宿区は実証実験中にこうした課題を整理して事業を継続できるかバス会社と検討することにしている。