DOCUMENTARY ON VAUNDY モノづくりと生きていく

2024年12月31日放送 1:35 - 2:11 NHK総合
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Vaundyは22年の紅白歌合戦に初出場し、翌月にライブツアーを迎えた。当時、大学生として芸術学部でデザインを学んでいて、書き溜めたスケッチを取材スタッフに披露していた。また、音楽とは問題を抱える時代、人に対して寄り添うような存在で、デザインと通ずるところがあるという。3月29日、同窓生たちを招いたライブが母校で催され、セットリストの最後に「Tokimeki」を披露した。レコーディングではVaundyが制作したデモ音源をもとにミュージシャンたちの演奏で1つの楽曲を形成していく。理想の音を追い求め、常識にとらわれず、新たな試みも提案する。
24年6月、Vaundyのプライベートスタジオを取材。楽曲制作は必ずリズムからで、コード進行、そしてメロディーが見えてくるという。活動初期は自分のために作曲していたというが、Vaundyは「悪いことだとは思っていないですけど、人の為につくるフェーズがこの1年続いてる」などと語った。そんなVaundyは自らを見つめ直すため、渡英を決意。好きな洋楽はイギリスのアーティストが多かったといい、最も好きなアルバムはデヴィッド・ボウイの「Hunky Dory」。現地ではモノづくりに没頭するなか、「ずっと失敗したモノを直し続けるのがモノづくり」、「失敗をただす行為だと思えば、怖くない」などと吐露した。
Vaundyは容姿に劣等感を覚えるなか、音楽、歌で褒められることが多かったという。9月、帰国するとニューアルバムの制作に着手。Vaudyは「オリジナルを作る過程には自分がレプリカであるという自覚を持っていかなきゃいけない。僕の中ではすごいテーマ」と話し、タイトルに「replica」と名付けた。レコーディングではデヴィッド・ボウイの歌唱を聞き、Vaundyは「メロディーが持っている感情をちゃんと歌で表現するっていう、切ない強さみたいなところ、あのひと、それがすごいうまい」と語った。マイナスをモノづくりでプラスに変えていくこと、Vaundyは「暗い気持ちでも最後は明るく終わる。解決に向かって曲が進んでいったほうが、未来に残っていく曲としても僕はいいと思っている」などと吐露。


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