大下容子ワイド!スクランブル ピックアップNEWS
モルドバと同じくEU加盟を目指しているジョージアの動きを詳しく解説。2022年3月にEU加盟申請を行い去年12月に候補国に承認された。今年6月にいわゆるスパイ法が成立、外国から20%以上の資金拠出を受けた団体を外国の代理人として登録を義務付けるものでロシアが国内の反対派を弾圧するために定めた法と似ていてロシア法とも呼ばれている。法律の成立に対しEUは価値観にそぐわないと加盟手続きを事実上停止した。2012年以降与党ジョージアの夢が政権を担っているがなぜ加盟手続きを停止するような法を通したのか。背景にはイワニシビリ元首相の存在があった。ガーディアンによるとイワニシビリ氏はロシアで巨額の富を成し現在でも関係が深く、2021年に政界を引退し加盟申請が行われたが去年12月に政権復帰を発表、スパイ法の成立は権力基盤強化が目的だと指摘されている。BBCによると26日の議会選挙でジョージアの夢は過去にロシアから侵攻を受けたことがある背景を踏まえ「戦争ではなく平和を選ぼう」と親ロシアの姿勢を明確にしているが一方で親欧米派のズラビシビリ大統領は「ロシアの奴隷になるか欧州と協力するか」だとラジオ・フリー・ヨーロッパが伝えた。世論調査では最も支持を集めるジョージアの夢が単独過半数には届かない見込みでBBCによると野党は12年続く一党支配の終焉に期待を寄せているという。