Eyes on 「イマーシブ」で新たなニーズを

2024年10月2日放送 6:40 - 6:44 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 おはBiz

イマーシブとは“没入感”を意味することば。テーマパークなどでは、最新のデジタル技術で特別な空間を生み出して人気だが、その使い方が広がりを見せている。都内にあるシェアオフィスでは、共有スペースが自然の世界に没入できる空間になっている。疲れを取ったり集中力を高めたりすることで生産性を上げてもらおうと、オフィス運営会社が導入した。
イマーシブを産業の担い手の確保に生かそうとしているのが、北海道庁の林業木材課。先月、道立高校の普通科で、林業の仕事を知ってもらう授業を開いた。北海道では林業に従事する人のおよそ3割が60歳以上で、若い世代の人材確保が急務となっている。北海道林業木材課・相馬康磨課長補佐は「(林業の仕事を伝える)出前授業を高校とかで行ったり、発信してもなかなか伝わらないと感じていた」と述べた。そこで“イマーシブな空間”で一本一本の木と向き合う林業の現場へといざなう。苗木を育てて伐採するまでの仕事を再現。授業では林業が木材の生産だけではなく、自然の循環を守る役割があることも伝えた。生徒は「森林の中に本当にいるかのように思った」「最初は(林業に)全然興味はなかったが、今回の授業で興味を持てたし(現場に)行ってみたい」と述べた。北海道の担当者は手応えを感じていて、イマーシブの効果を検証していきたいと考えている。


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