- 出演者
- 佐々木明子 田中瞳 原田亮介 藤井由依 猪子寿之
オープニング映像。
ニュースラインナップの紹介。「インフラ整備JR西や大手銀が共同事業」など。
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- 令和6年能登半島地震
日経平均株価は一時700円以上値上がりした。アメリカでは期待が集まり、ダウ平均株価が上昇した。その流れが波及し、東京市場でも買いが買いを呼ぶ展開となった。株高の要因は、日銀が仮にマイナス金利を解除しても金融緩和を維持する姿勢を改めて示したことで投資家に安心が広がったこともあった。また証券会社では今年の予想を見直す動きもある。バブル期とは異なる点について円安などが挙げられた。
高度経済成長期に整備されたインフラの老朽化が今、課題となっている。老朽化したインフラを支援しようと企業連合による新たな取り組みが動き出した。30年までに100件の受注を目指す。
茨城県桜川市は老朽化したインフラを抱える自治体の一つだ。道路の陥没があるという報告があり職員がヘルメットを手に外に出た。そこで先ほど事務作業をしていた職員が道路の舗装工事をしている様子が伝えられた。背景には人手不足や予算不足があるという。そのため職員は手探り状態で作業をしている状況だという。
インフラの老朽化は全国で加速度的に増えており、建設後50年を越える道路橋は2020年は約30%だが、2040年には約75%にもなるという。専門家は今後について「新技術の活用で効率的・効果的にメンテナンスすることが重要」と語っている。
自治体の期待を集める新技術もある。ソラリスが開発したミミズ型ロボットは人の手が入らない場所に進むことができ、ガス管などの狭くて長い場所へ侵入してカメラで劣化部分を 探すことができるという。
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- ソラリス
原田キャスターは日本全国のインフラの老朽化については人手を代替することが急務で、公営住宅は26%、福祉施設は39.3%などとなっている。特に問題なのは水道管の耐震化が遅れていること。全国平均でも主要な水道管の耐震適合率は4割で今回被災した地域は耐震化が遅れているという。また人口減少という壁があり、現象すれば水道利用の収入が減ってしまい修繕しようにも住民の負担が重くなりなかなか大幅値上げができず、国や自治体が補助しても追いつかない状態だと伝えた。また大都市でも水道管の老朽化は深刻で全国老朽化水道管は大阪府が1位となっていると紹介した。
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いしかわ伝統工芸フェアが開催され、36の産地、61団体が2万点の工芸品を揃えた。女性たちが熱中していたのはアクセサリー作り体験。3日間で6万人の来場者を見込んでいるが多くの人が被災地を支援したいという思いを持っているという。輪島塗職人の坂口彰緒さんは自宅は水がまだ通っておらず、食事の殆どが炊き出しや物資に頼っているという。今回出展に踏み込んだ。地震の被害を免れた商品を東京に運びブースに並べた。このフェアは石川県は延期や中止を検討していたが職人たちの強い思いをうけて開催した。塩安さんは今回強い思いをもって漆器を出展。その工房では商品や道具が散乱し再開の見通しは立っていない。8人の職人のうり6人は輪島を離れて暮らしている。
ロシアによるウクライナ侵攻から2年、ウクライナでは少なくとも140万世帯の住宅が破壊され、1万5400キロの道路と500キロメートル以上の線路が崩壊したという。国土交通省とインフラの復旧が国の復興に直結するが、日本の国土交通省がウクライナの地方、国土、インフラ発展省と復旧・復興にむけた合意文書を交わした。道路や鉄道の復旧だけでなく、復興に向けた都市整備や国土計画にも携わるというが日本が戦時下の国のインフラ支援から将来の国土計画まで関わるのは初めてだという。今回国交省だけでなく傘下のUR都市機構や水資源機構をウクライナ政府機関と合意を交わす。UR都市機構は東日本大震災の復旧後の都市計画と住宅しエビを指揮した経験を提供し、水資源機構は河川やダムの復旧に関わる技術などを提供する。
楽天モバイルはアメリカのASTスペースモバイルと共同で2026年に国内で衛星と携帯を直接つなぐサービスを開始。通信基地局を建てるのが困難な海上や山間部でも通信が可能に。災害時にも対応できるという。
横浜港で公開されたのは三菱造船の二酸化炭素を貯蔵場所まで海上輸送する専用船。液化CO2低温低圧の状態で輸送が可能で世界初の船だという。
OpenAIは文章から動画を生成するAIの基盤モデルsoraを発表した。現在はリスク評価の専門家や映像制作者に限り公開されている。製品化する場合は暴力的な内容などの動画は作成できないよう安全対策を講じるという。
アメリカの1月の生産者物価指数が発表され1年前から0.9%上昇し、市場予想を上回った。項目別でみるとモノの価格がマイナス1.7%だったがサービスが2.2%上昇した。
原田キャスターは今回のアメリカの生産者物価指数については賃金が上昇し、サプライチェーンの混乱も影響しているという。
9日、東京・港区のチームラボの新施設オープン前にできた長い行列には、オーストラリアから来たという人もいた。入っていった先には一面に花が広がる空間。森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレスは光や音、デジタル技術を駆使した作品が次々と現れる。作品に入り込み一体となって没入感を体験できるのが特徴。写真を撮る若い人たちの姿も。早速田中キャスターも体験する。人が触れたり近づくことで作品が刻々と変化していく。制作したのはチームラボ。これまでもデジタル技術を使ったアートの展示を行ってきた。最近ではイーロン・マスク氏や、BTSメンバーなどがチームラボの施設を訪れSNSに投稿している。世界で最も人気のある美術館・博物館のトップ5に入るなど、海外からも高く支持されている。美術館のオープン直前、スタッフに指示を出していたのはチームラボ代表の猪子寿之。そしてオープンから1週間、美術館は多くの人で賑わっている。人が球体に近づくことで光が灯り移動していく「バブルユニバース」の中でチームラボの猪子代表に話を聞いた。
先週新たにオープンしたチームラボのボーダレスは連日国内外から最新のアートを体験しに訪れている。猪子寿之は、ここにある全ての作品が関係し合うし連続し合う、それがボーダレスだと話す。本当は世界はすべてが連続性の上にある、人間は認識している時に連続しているものを切り刻んで認識してしまう、などと話した。
今世界各地でチームラボのプロジェクトが動いている。アラブ首長国連邦・アブダビに「teamLab Phenomena」が今年オープン予定。来年にはドイツ・ハンブルグにヨーロッパ初となる常設に展示施設がオープンする予定。おととい、チームラボの本社にはドイツを代表する起業家、ラース・ヒンリヒスさんがいて「チームラボをドイツとヨーロッパ全体に広げることができるのを嬉しく思う」と話していた。
猪子寿之はビジネスとしてアートを成功させるためにどんなことを重要視しているのかと聞かれると、元々成立すると思ってはじめたわけではなくて自分にとっては意味があると思ったからやっていたが、これがビジネスとして成立するかどうかよりも、必要としてるような社会は成立させるし、などと語っていた。
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アート空間に入り込み、没入感を体験できるチームラボの新美術館。今年、イマーシブという言葉が注目されている。来月東京・お台場に開業予定なのが、イマーシブ・フォート東京。刀の田村考シニアパートナーは、消費者が望むイマーシブ体験を作っていけるのか、やはり孤軍奮闘で注目もされず資金も集まらずだとやりづらいと思う、全体がそういう機運になるのは非常に楽しみでありがたいと思う、と話していた。